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なぜ、各ブラウザが動画の自動再生をできなくしていく方向性になったのか?

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目次

はじめに

リライトで目次を追加しました。

2018年4月の情報です

動画の自動再生はできなくなる方向性です

各ブラウザで動画の自動再生を制限しようという動きが主流になっています。

方向性といては決定事項みたいです。

www.brightcove.com

個人的には微妙です。

WEBアプリの仕様として自動再生させたい時もありますから。 

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でもまあ、自動再生で困ることは多いので、しょうがないかな・・とも思います。

実際、どうなんだろうかと調べてみました。 

 

予期せぬ「自動再生」が禁止対象となるようです

動画自動再生について書いたGoogleのブログがあります。

blog.chromium.org

 これによると。

予期せぬメディア再生であり、データを使用したり、電力を消費したり、閲覧中に不要なノイズを発生させたりする可能性

が問題だとしています。 

予期せぬ・・がポイントなんですね。 

だから、Googleは以下のようにすると言ってます。

ユーザーがメディアを再生したいときに自動再生が可能になり、そうでないときにユーザーの希望を尊重する

なるほどですね。

これを読む限り、他のニュース記事で感じた「自動再生自体をできなくする方向に向かう」ような無理やり感はうすまってます。

続けて、自動再生に対するポリシーを調べてみます。 

 

メディアの自動再生を許す条件

Chrome projectのページにポリシーは示されてます。

sites.google.com

メディアの自動再生を許す条件の主なものは次の3つです。

  • コンテンツがミュートされているか、オーディオが含まれていない
  • ユーザーが閲覧セッション中にサイトのどこかをタップまたはクリック
  • モバイルで、ユーザーがホーム画面にサイトを追加した

あと、「デスクトップ上で、ユーザーが頻繁にサイトでメディアを再生した場合」というのもありますが、これは「メディアエンゲージメントインデックス」というルールを理解しないといけないので、ちょっとここでは置いときます。

つまり、

  • 音声のない動画は自動再生を許す
  • それ以外はユーザが明示的に再生ボタンを押すなどのアクションが必要
  • ただし、スマホのホーム画面にページを追加した場合は自動再生を許す

という感じでしょうか。 

ちなみに、iFrameで埋め込まれた動画の扱いは以下のような方針です。

デフォルトで埋め込まれたIFrameは、ミュートまたはサイレント動画のみを再生できます。

ただし、サイトの所有者が自分のサイトのIFrameでミュートされていないコンテンツを再生できるようにするには、allow = autoplayを使用してIFrameに自動再生権限を渡すようにします。

この属性を使用すると、IFrameに含まれるすべての動画を、サイトでホストされているかのように再生できます。

あげられている3つの条件に依存はありません。 

デフォルトでオーディオ付きの動画の自動再生を無効にするのは、「予期せぬ」がポイントだとすれば当然ですし。 

でも、個人的には「自動再生を許可するサイト」の設定ができるとか、PCでもこれだけは自動再生を許したいという指定ができるようになってほしかった・・とは思います。 

でも。

最初、ニュースで見たときに感じたような「無理やり感」はなく、ほぼほぼ、納得できるポリシーのようで安心はしました。 

 

自動再生で仕事してた人たちは大変だな

とはいえ。 

動画の自動再生を”売り”にしていた人たちはショックでしょうね。 

去年くらいから大問題になってましたけど。

digiday.jp

自動再生には、もともと、賛否両論ありました。 

制限を乗り越えて自動再生させるのを売りにしているところもあれば、自動再生はメリットがないのでやめたほうが良いという意見もあり。 

どちらが優位とも言えない状態でした、が、強制的に決着をつけられてしまいました。

時代の流れですかね。

これも。

今回はこんなところで。

ではでは。