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アラカン"BOKU"のITな日常

あれこれ興味をもって考えたことを書いてます

身内の危険人物!がチームをトラブルに引きずり込む?

チームですすめていて、順調に見えた仕事が、一瞬でトラブルの渦中に引きずり込まれる!

 

そんな経験をすることがあります。

 

その引き金を競争相手にひかれるなら、諦めもつくのですが、結構な確率で身内のしかも一人の担当者にやられたりします。

 

こういう「身内の危険人物」は、たいてい、真面目でおとなしく一見問題のない人に見えます。

 

というか、過去の仕事では特に問題を起こしていない人なので、破綻する一瞬までは、間違いなく問題ない人です。だから、深刻なんですね。

 

IT開発プロジェクトが「身内の危険人物」の影響で破綻するケースの具体例を書いてみます。

 

彼(または彼女)に20本程度のプログラム開発を割り振っていたと思ってください。

定期報告では問題なしが続きます。

指示したケースのテスト結果も合格です。

その後、別の人間がより総合的にテストする最終段階にすすみます。

そうすると、テスト担当者から「マスタを変更しても結果が変わらない」とか「テストデータを入れ替えたのに、前のテストデータの時と同じ結果がでる」等不可解なエラー報告がくるわけです。

 

で、調査してみると、指示したケースでのみ合格になるように作られている、所謂「ハリボテプログラム」であるとわかって、全く使い物にならない。

 

あわてて、その担当者が開発したプログラムを洗い直すと難易度の高い箇所の大部分がそうなっている。

 

プログラムを作った彼(または彼女)は「一身上の都合とかで退職」して、連絡もつかない・・こんな感じで、トラブルが始まるパターンです。

 

20本程度のプログラムだと、1人でやる前提だと約3ケ月~半年分くらいの作業量があります。そこを本番直前の段階になって、一からやり直さないといけなくなるわけですから大変です。

 

お客様や上司から怒られ、残ったメンバーには休日返上でリカバリーを依頼し・・・てな感じでドツボにはまります。

 

自分で無理と思った時点で相談してくれていれば、教えるなり、担当替えするなりして、どうとでもなったのに。

なんで絶対にバレることがわかっているのに、こんな事するかなあ!とボヤいても後の祭りで、もはやどうにもなりません・・・。

 

わかりますか?

 

身内の危険人物とは、都合の悪い報告を隠してしまう人なんです。

 

悪意があったわけではなく、自分でカバーできるつもりで先送りしているうちに深みにはまったんだろうとは思います。

 

でも、「周りの人すべてに多大な迷惑をかけ、自分自身の過去の実績もぶち壊しにしてしまう」結果に言い訳はききません。

 

発覚した時は無茶苦茶腹が立ちます。

 

目の前が真っ暗になりますし、「あの野郎!」的に個人攻撃の罠にもはまります。実際に自分もそうなりました。その怒りをエネルギーにしないと、やってられないみたいな事もありますしね。

 

でも、最近になって、そこで「あいつが悪い」と一人のせいにして、問題を片付けてしまうべきではなかったなと反省することも増えてきました。

 

本人の責任はなくなりません。当たり前です。

 

でも、それを責めるだけで終わらではいけなかったんです。

  • うまくいかない事も含めて、何でも言いやすい雰囲気をチーム内で作れていなかったんじゃないか?
  • うまく行っているからと、油断して、まかせきりにしすぎたんじゃないか?

そういうことも、チーム全体で反省し、次に活かすことを考えるべきだったんですね。

 

チーム内でのコミュニケーションや、前向きな失敗は学びの機会と考えてポジティブに考える。その重要性が、近年、見直されるようになってます。

 

その効果として、モチベーションをあがって生産性があがるとか、行動を起こしやすくなり良いアイディアが生まれると言われています。

 

が、「身内の危険人物をつくらない」という危険回避のメリットもあるんですね。

 

ルールで縛って管理して、叱咤や叱責で緊張感をあおるやり方は、一時もてはやされた時もありましたけど、もう完全に時代遅れです。

 

人はリラックスしないと力は出せませんし、病気と一緒で問題も早期発見すれば、解決できる可能性は高くなります。

 

何でも相談できる雰囲気作りは、チームで仕事する場合には生産性とリスク回避の両面からとても大事です。

 

10年前・20年前と違って、今はそういうことが社会的にも認められている良い時代です。

 

適度な緊張感は必要ですし、権限委譲も必要ですが、行き過ぎると「身内の危険人物」に足元をすくわれるリスクをかかえることになると意識しておきましょう。

 


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