アラカン"BOKU"のITな日常

文系システムエンジニアの”BOKU”が勉強したこと、経験したこと、日々思うこと。

失敗しないだけの人を評価する人事評価制度が会社を潰す!

失敗しない・・というのは、本来、ポジティブな言葉なんですが、人事評価という側面で考えると、微妙なところがあるんですよね。

 

前に書いた「いいだしっぺになる人」の裏返しのリスクなんですけど。

arakan-pgm-ai.hatenablog.com

 

文字とおり、「失敗しない・・だけ・・の人」が問題なんですね。

 

テレビドラマ「ドクターX」シリーズで米倉涼子さんが演じるドクターみたいに、リスクを犯しながらも「私、失敗しないので」と言い切れる人は全然問題ないんですけど。

 

”私、失敗しないので”・・が、”私、失敗するリスクのあることはしないので・・”の方だったりすると、まったく評価は逆になります。

 

もっとも、そういう人がいても、個人のせいじゃないですけどね。

 

たいていは、人事評価制度と評価する側の会社トップの姿勢の問題です。

 

チャレンジを評価せず、目先の失敗とかの結果しか見ない評価をすると、人は必ず、そういう人になって身を守ろうとするものですよ。

 

だって、チャレンジして失敗すると、チャレンジしない代わりに失敗しない人より悪く評価されてしまうなら・・しませんよね。

 

しんどいわりに、メリットがないから。

 

失敗しないやり方は簡単ですしね。

 

前例のあることだけをやればいいんです。

 

前例が成功事例だったら、仮に失敗しても、「前のときと同じようにやったんですが・・」と言えばすみますから。

 

あと、「ノラリクラリとやらないで乗り切る」とかですね。

 

マイナスにとられないよう、「わかりました。やってみます。」とは答えてから、実際には、リスクが生まれるところまで踏み込まないで先延ばしにする感じですね。

 

やらない理由・やれない理由なんて、いくらでも作れます。

 

こんな時はどうするんだ・・みたいに、現実にありえなくても、なんとなくありそうなリスクをならびたてて、その対策を検討すると言っとけばよいのです。

 

まあ、労働者側としては、別にそれで困ることもありませんし。

 

ただ、忘れてはいけないことは、そういうローリスク・ローリターンを選択する社員ばかりになると、会社は潰れます。

 

現状維持以上のことは何もしないわけですから当然です。

 

それは困りますね。じゃあ、どうしたら良いか?

 

やはり、"失敗しても、前向きならばいんだよ”という考えを評価制度にとりこむしかありません。

 

ようするに、チャレンジしたことはプラスに働き、それで失敗してもマイナスにならないようにすればいいんです。

 

繰り返しますが、評価制度が”失敗しない人”を評価するものである限り、チャレンジしない社員が多いからといって、社員を責めるのは本末転倒です。

 

評価制度が悪いのです。つまり、経営者が悪いのですから。

 

まったく、人事評価制度というのは、経営そのものを映す鏡ですね。

 

あらためて、怖いなあと思います。

 


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