アラカン"BOKU"のITな日常

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会社と社員の関係は、「近すぎず、遠すぎず」のほどほどの距離感がいいんじゃないの

坂本光司さんの「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズは大好きな本です。


読んでいると癒やされます。

 

会社と社員の理想的な関係の企業の実話が紹介されていて、電車の社内とかで読むと、思わず涙がでてきて困ることすらあります。


もちろん、感動の涙ですよ。


ああ、世の中捨てたものではない。


読んでて、そう思えます。

 

なんですけど、本にピュアに感動しながらも、同時に頭の裏側で妙に醒めたことを考えている自分もいたりします。


本当にすばらしい!。

 

でも、これらの会社はやっぱり特別なんだよな。

 

そう考えてる自分です。

 

企業の業績が経営者の人格にのみ左右される世界があればいいんですけど、そうではないですからね。


ここに掲載されている企業経営者と同じかそれ以上の人格者が経営していたにも関わらず、危機を乗り越えられずに消えていった企業もたくさんあるのも知ってます。

 

だから、会社と社員の関係も、この本みたいな理想の関係とはいきません。


会社の業績の良い時はともかく、悪くなった時ですよね。

 

本来の姿が見えてくるのは。

 

人員削減(リストラ)は、もはや、特別な対策ではありません。

 

ましてや追い出し部屋とかみたいな、露骨な嫌がらせめいた話も時々聞こえてきます。

 

そこで語られる社員は単なるコストでしかないです。

 

そして、そこから聞こえてくる社員の声は「会社に裏切られた・・」みたいな嘆きの声です。

 

それを見るたび、「調子のいい時に、社員は家族だとか、社員が一番大切な資源だとか調子の良いこと言うからだよ。」と思います。


少なくとも、業績が悪くなった時に、リストラを手段としてとる可能性がある企業の経営者は、社員は家族だなんて言っちゃだめです。


だって、社員が家族だとしたら、リストラというのは、昔で言う「口べらし」ですよ。


家族が食えないから人買いに娘を売ったり、年寄りを山に捨てにいったり、最悪、子供を間引いてしまったり・・・。


そういう行為と同じですからね。 

 

そう考えると、会社と社員が密接な家族のような関係を持つことが許されるのは、本当に例外的な企業なんだなと思えます。

 

でも、それで良いんじゃないでしょうか。

 

会社と社員がそれほど密接な関係にならなくても、「社員は契約にもとづき、仕事は一生懸命する。その動機が自分のためにであったとしても、それは結果的に会社のためになる。」でも、別に問題はない気がします。

 

なんだかんだ言っても、会社は利益をだしてナンボです。

 

どんな綺麗事を言ったところで、社員に払う給料や福利厚生費は、純然たるキャッシュアウトです。

 

会計上は支出であり、費用であることは間違いないです。

 

経営者が、どれほど社員を大事に考えていてくれたとしても、会社がなくなれば終わりです。

 

だから、会社が生き残るために、そのキャッシュアウトを減らさないといけないってことは、どんな会社でも発生しえます。

 

人間でも、特定の人に依存しすぎるとしんどいじゃないですか。

 

人間に例えれば、お友達かちょっとした知り合いの人との距離感って感じですかね。

 

会社と社員の距離感って。

 

それくらいが丁度いいんじゃないですかねえ。

 

少なくとも、個人的にはそう考えられるようになってから、ストレスが減ったのは確かですしね。

 


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