アラカン"BOKU"のITな日常

あれこれ興味をもって考えたことを書いてます

日本の考え方を常識として、グローバルに向き合うとしんどいだろうなあ

つらの皮は城壁よりも厚く、腹の底は炭よりも黒い。

 

これ・・日本では完全に悪人ですよね。

 

でも、こういう人を「英雄」と呼ぶ国もあるわけです。

 

中国なんですけどね。

 

李宗吾の思想書「厚黒学」に書かれている考え方で、中国ではわりとポピュラーらしいです。

 

誤解ないように付け加えます。

 

別に中国を批判しているわけではないですよ。

 

日本に住んでいると、つい忘れてしまいますが、世界の他の国が、みんな日本と同じ考え方・思想を持っているわけではないことを言いたいだけです。

 

実際のところ、日本的な考え方や思想は、世界の中では少数派で、特別な存在であると考えた方が正解に近いはずです。 

 

米国の政治学者のサミュエル・P・ハンティントンの提唱する8つの文明グループを見ると、つくづくそう思います。

 

8つの文明グループとは

  1. 中華文明(中国、朝鮮、ベトナムシンガポールなど)
  2. 日本文明
  3. ヒンドゥー文明(インドなど)
  4. イスラム文明
  5. 西欧文明(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど)
  6. 東方正教会文明(ロシア正教会文明・ロシア文明)
  7. ラテンアメリカ文明(メキシコ・ブラジル・チリ・アルゼンチンなど)
  8. アフリカ文明

 

なんですけど、一つの文明に一つの国しか含まれていないのは日本だけだということは、すぐ、わかります。

 

かつ、海に囲まれているという地理的な理由もあり、外部から侵略戦争をしかけられる機会も少なかったのも歴史を見ればわかります。

 

ふりかえって、世界史を見ると、陸続きであるがゆえでしょうね、お互いに侵略したりされたり戦争ばかりやってます。

 

戦争のネタは支配地域を広げるとかの権力闘争以外にも、宗教戦争・民族闘争など尽きることはありません。

 

自分たちが平和に暮らしていても、いつ他の国から侵略戦争を仕掛けられるかわからない。

 

同じ国に暮らしていても、宗教の違いや人種の違いを理由に、いつ迫害を受けたり、闘争をしかけられるかわからない。

 

話し合いが通じる相手ではないから、身を守るためには戦って勝つしかないし、負けたら虐殺されるか奴隷のように扱われるだけ。

 

だから、勝つために手段を選んだり綺麗事など言っていられない。

 

そういう経験がDNAに刻み込まれた国と、そういう経験をもたずにこれた日本とで考え方が違うのは当然です。

 

こうやって見ると、日本は世界の中で最も平和的なバックボーンを持っている民族なんです。

 

このことは、誇りに思うべきだと思います。

 

とはいえ、インターネットや交通機関の発達で、日本もグローバルの中で生きていかざるをえなくなりました。

 

日本の従来の考え方では不利になる局面も当然でてきます。

 

変な喩えですけど、正々堂々と勝負することを第一と考える人と、罠でも不意打ちでも手段は何だろうと勝てば英雄だと考える人の戦いでは、勝ち負けの確率だけで考えると後者の方が有利なのは当然ですからね。

 

で、後者の考え方をする人が特別に卑怯な悪人かというとそうでもなくて、その国ではそのやり方がスタンダードだからというだけのことの可能性の方が高いわけです。

 

それなのに、卑怯だ!とか・・ただ、憤っていても、しょうがないんですよね。

 

どう対処するかを必死に考えないといけません。

 

個人的には、日本人が持つ平和的でお互いの思いやりを重視する思想的背景には誇りを持ちたいと思います。

 

でも、ただ優しいだけでは生きていけない時代にもなってくるので、その中でグローバルで戦うたくましさをどう身につけていくか?

 

そのあたりを含めた日本がなるべき将来のあるべき姿を見定めて、教育から変えていかないといけない。

 

そういう時期が来ているような気がするんですけどね。

 

色々な意味で難しいですねえ。

 


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