アラカン"BOKU"のITな日常

文系システムエンジニアの”BOKU”が勉強したこと、経験したこと、日々思うこと。

逆開発・・不便にすることでメリットを得る。この考え方は新鮮で面白いな

久々に、ニュース記事で目から鱗でした。

 

この記事です。


小湊鐵道社長の石川晋平社長がこの記事の主人公です。

 

貴重な観光資源である養老渓谷の絶景スポットに訪れる観光客が減っている。

 

その対策として、看板などで養老渓谷へ観光客を誘導するのではなく、アスファルトを剥がして、自然の景観にもどして、養老渓谷を駅前までのばしてくるという方策をとって、成功した。

 

ざっくりまとめると、そのような内容です。

 

よくある話のようでありながら、目から鱗だったのは、「アスファルをを剥がしてでも、自然を駅前まで持ってくる」という発想です。

 

いや、すごいと思います。

 

シンプルで、かつ、実際にされてしまうと「当たり前」のように見えたりしますが、これはなかなか、思いつかないです。

 

 相当、抵抗もあったみたいですしね。

 

実際にやるのは度胸がいったと思いますよ。

 

ポイントは、普段の生活とかそういう街で生活する人たちにとっても、靴が汚れるとか、バスの停留所を駅から離れたところにしなくちゃいけないとかのデメリットが大きくあったと言うことです。

 

観光地としての魅力アップというメリットとは完全なトレードオフの関係にあったわけですね。

 

しかも、アスファルトを剥がすのにもお金がかかります。

 

お金をかけて、しかも不便になるというのは、かなり大きなデメリットだったと思います。

 

そこを説得できた・・というのが、すごいなと。

 

自分も仕事の中で「不便になる」ことがトレードオフの一方の条件になった時に、相手を説得する難しさを、何度も味わってますからね。

 

実際、現代の人間は便利に慣れすぎてます。

 

しかも、人間の既得権益を守ろうとする意識って、DNAレベルで染み付いてんじゃないかと思うくらい強固なんです。

 

一度手にした便利さを手放すことに、ものすごい抵抗します。

 

もう理屈じゃありませんから。

 

もちろん、より便利にしていくってのは、大筋正しい選択である場合が多いです。

 

ただ、100%ではありません。

 

それは感覚的にわかってたんですけど、自分たちの既得権益が損なわれるとわかると、今まで総論賛成で味方になっていて人たちまでが、突然敵にまわるという経験をしていると、なかなか、選択肢に「不便にする」ソリューションを含めることができません。

 

でも、あえて「それをする」。

 

それも、アリかな・・と再認識しました。

 

たとえば、狭い生活用道路を自動車が抜け道にして、かつ、危険な運転をして危険だという問題なんかそうですね。

 

それに対するソリューションとして、舗装を剥がして道をでこぼこ道に戻してしまうとかは、アリだと思うんです。

 

思い切り、車や自転車で走りにくくしてやれば、まあ、よほどの必要性がなければ通りませんわね。

 

どうしても、そこを通らないといけない自動車は、時速をゆっくり走ればよいですしね。

 

人も、でこぼこ道は歩きづらくなりますけど、逆にボケ防止にもなると考えれば、それもメリットです。

 

他の対策案とくらべても、そんなに悪くありません。

 

今までは、無意識のうちに検討対象からはぶいてたんですけどね。

 

便利にする方法の中での「メリット・デメリット」だけではなく、比較の中にあえて不便にすることのメリットも含めて考える。

 

この視点を思い出させてくれたのは、ほんとに「イイネ!」です。

 

特に今日本がかかえている問題って、みんなが良いとこどりしようとばかりして、にっちもさっちもいかなくなってる感があります。

 

このあえて後ろにさがるという考え方で、ちょっと光明が見えるかも・・そんなことまで思ってしまいました。

 

いや、いや、勉強になりました。

 


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