アラカン"BOKU"のITな日常

あれこれ興味をもって考えたことを書いてます

日本の将来を見据えて、「どういう国にすべきか」って議論がないのは変だよな。

毎日、いろんなメディアでニュースはウォッチしてます。

 

いろんな話題がある中で、絶対もっと議論されてても良いのに、全くでてこない話題があります。

 

それは、「将来の日本をどのような国にすべきか」という話題です。

 

ようするに、日本という国はどういう国であるべきかという「全体のビジョン」の話です。 

 

本来は「全体のビジョン」があって、そのビジョンの中で個別の問題をどうするかを検討すべきものですよね。

 

なのに、「全体のビジョン」の議論もなく、枝葉の個別の議論ばかりがされているのは、おかしいんじゃないかと思うわけです。

 

政党って、自分たちは日本をどういう国にしたいと考えているのかという「全体のビジョン」で争うべきだと思っているのですが、毎日、ニュースとして伝わってくるのは、枝葉の争いごとばっかりです。

 

まあ、民間の企業でも大企業病ってやつがありますが、あんな感じなんですかね。

 

だとしたら、民間の会社も一度潰れないと変わることができないのと一緒で、日本という国も一度破綻して復活するしかないのかな?

 

嫌な話ですけど、それを否定しきる自信が持てないんですね。

 

そんなモヤモヤがあったりしたので、この資料を最初に見たときは、「おっ」と思いました。

 

経済産業省の次官・若手プロジェクトが作成者の「不安な個人、立ちすくむ国家」というタイトルの資料です。 

 

これで、なんで嬉しくなったかというと、普段から自分が感じている不安と、内容のベクトルが一致していたからです。

 

ポイントだけ抜粋して引用してみます。

 今の社会システムは、高度経済成長まっただ中の1960年代の日本社会を前提につくられたもの。

・・・

「昭和の標準モデル」を前提に作られた制度と、それを当然と思いがちな価値観が絡み合い、変革が進まない。

・・・

例えば、
①定年後、まだまだ働きたいのに、働く場所がない
②人生の終末期に過ごす場所を、望み通り選べない
手厚い年金や医療も、必ずしも高齢者を幸せにしていない。

・・・
一方で、
③母子家庭になると、半数以上は貧困に
④一度、非正規になると貧困から抜け出せず、子どもまでも
社会のひずみの縮図のような弱者が生まれている。

・・・
また、
⑤若者の社会貢献意識は高いのに、活躍できていない
こんなもったいない状況を放置していいはずがない。

・・・

現在の社会システムは、ある年齢で
区切って一律に「高齢者=弱者」として扱い、
個人に十分な選択の機会が与えられていない。

・・・
高齢化が進む中、こうした考え方のまま
際限なく医療・介護・年金等にどんどん富をつぎ込むことに、日本の社会はいつまで耐えられるのだろうか

 

同感ですね。

 

この資料について、「具体的な政策に落とし込んだ結論がない」「抽象的過ぎる」などと非難する人がいるらしいですが、わかってないなあと思います。

 

わかりやすい粒度で、問題提起だけしているから、価値があるんだと思うんです。

 

とにかく、今の日本はまだ高度成長時代の過去の亡霊に取り憑かれたまま、目先の手当だけして問題を先送りしている状態だと思うんですね。

 

だから、それを否定して、政府・国民全体で問題認識を共有して、日本がこれから先どういう国になるべきかを考えましょうと提案を投げかけている資料ですからね。

 

ここに、一部の役人の考えた政策なんかが書いてあったら、興ざめもいいところで意味がないと、個人的には感じてます。

 

 日本の官僚も危機感をもってる人がいるじゃないか・・と、ちょっと喜びはしたものの、現実を考えると。

 

この資料も、握りつぶされるか、無視されるのかなあ。

 

などと、思えたりもします。

 

だって、まともに取り上げたら、今の高齢者の票を失うと政治の世界に生きる人は考えるでしょうから。

 

分類すると都合の悪い資料ってことになるんじゃないですかね。

 

そうであってほしくないなあ。

 

願望として、そう祈りつつ、今後も、ウォッチしていきたいなと思う今日このごろってやつです。

 


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