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資格をたくさん持っていても、転職で有利になるとは限らない
なんとなく資格とか持ってるほうが、スキルをアピールできるし、就職も有利に働くんじゃないのかな・・と思いがちです。
確かに、資格がないとできない仕事もありますから、まったく間違いではないです。
でも、必ずしもそういえない時もある・・という話です。
企業が欲しいのは能力のある人
そもそも・・なんですけど。
企業がほしいのは実務を遂行する能力のある人です。
一部の例外を除けば、資格という肩書がほしいわけではありません。
このあたりのことを、ストライプインターナショナル社長 石川康晴氏がインタビューでうまいこと言われてます。
引用します。
MBAホルダーという肩書きが欲しくて行くのは、柳井さんがおっしゃる通り時間の無駄だと思いますが、経営者に限らず、イントレプレナー(社内起業家)や、自分が所属する組織を変えたいという改革心のある人には、MBAは有効だと思います
そうなんですよね。
資格が重要なわけではなく、資格にみあった能力を維持するために、どれだけ継続して勉強し続けられるか・・が重要なんです。
だから、企業の見る目は、資格を持っているだけの人に対しては結構シビアです。
資格を持ちすぎてるからダメと判断されることもある
IT企業で採用面接に関わってたときのことです。
採用面接結果をとりまとめて、誰を採用するかを話し合う場に同席してました。
その時。
応募者の中に高度情報処理の資格をたくさん持っている人がいたのですね。
それを見て、僕は「すごいですね」と感心したのですが、人事担当から笑われて「むしろ逆だよ」と言われました。
何故かと聞くと。
ITの世界で、本当に実務のできる人は例外なく非常に忙しい。
だから、そんなに沢山の資格試験を受ける暇はないはずなので、資格を必要以上にたくさん持っているということは、「実務では役に立たないから暇だったのではないか・・。本人もそれを自覚しているから、資格を必死にとったのではないか・・。」と考えた方が当たってることが多い。
だから、要注意なんだと教えてもらいました。
うーーん。
いわれてみれば、どの通りだな・・と納得したのを覚えてます。
ドラマと現実は違うんだよな
ドラマなどでは「資格を持っている=できる人」みたいになってます。
でも。
現実は違うんですよんね。
資格はもっている。
だけど、試験の時に勉強しただけだから、もう忘れてしまったし、実務で資格取得で勉強した知識がすぐつかえるわけじゃない。
そんな人のほうが現実には多いな・・というのが実感です。
そのへん、人事部さんもシビアに見てますし、よく知ってます。
資格さえとっておけば大丈夫!みたいな広告をうのみにしちゃダメなんですよね。
はい。