アラカン"BOKU"のITな日常

あれこれ興味をもって考えたことを書いてます

世界価値観調査から見える中国の印象がメディアを通じて見るそれと違いすぎるので戸惑った。

世界価値観調査本の2016年度版がでてたのに気づいてなくて、やっと手に入れて読みました。 

 

概ね「なるほどな・・」と思うデータが書かれていたんですけど、最初は、途中でなんか気になる部分を見つけてしまいました。

 

それは、この本の調査結果データを通して見える中国のイメージが、普段の自分の感覚と違っていて、戸惑う部分がいっぱいあることに気づいたんですね。

 

例えばです。

 

人生で大切なことは何か?という調査結果です。

 

日本は・(略)・反応が高かった上位三項目は「C)安全な環境に住むこと、危険なことはすべて避けること」「E)周囲の人を助けて幸せにすること」「J)環境に気をつかったり資源をまもること、自然へ配慮すること」であった。

 

ここは、まあ、納得ですよね。

 

ところがその続きに、こう書いてあるわけです。

 

類似の傾向が見られたのは、中国、台湾、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、メキシコなどである。

 

へ・・、中国?・・と思いました。

 

なんとなく、中国人と日本人が同じ価値観を持っているという感覚を持っていなかったので。

 

それで、気になって他に見てみると以下のような結果が示されているんですね。

 

  • 経済成長(経済・雇用の創出)と、環境保護のどちらを優先すべきかという設問で、環境保護を優先すべきと答えた人の割合が、日本は22.7%なのに対して、中国は56.5%もいる。
  • 警察や軍による一般人の私生活への介入の発生頻度の設問で、日本は56カ国中47位だが、中国はさらに低く55位で、ほぼ世界最低の水準になっている。
  • 人種差別行為が近所における発生頻度の設問で、日本は57カ国中39位だが、中国はさらに低く55位で、これも世界最低の水準になっている。
  • 政府に対する信頼の設問で、日本が27.1%であるのに対して、中国は91.8%で世界2位になっている。
  • 民主主義の重要度に対する設問で日本よりも中国が上=民主主義の国に住むことが重要であると考える人が多い結果になっている。

 

なんか、頭が混乱しませんか?

 

だって、メディアを通じて、毎日のように得られている「中国という国」に関する情報と、世界価値観調査結果で示されているイメージが違いすぎますから。

 

メディアを通じて、自分から見えている中国のイメージだと、真逆で以下のような感じです。

  • 経済成長のために環境を犠牲にしているので、ひどい大気汚染などの公害が発生している国
  • インターネットでの検索まで国の管理下におかれていて、警察や軍による私生活への介入が常態化している国
  • ウィグル族への迫害など人種差別行為に抵触しそうなことを国家ぐるみでやっているように見える国
  • 共産党一党独裁の弊害で腐敗が公務員の末端にまで浸透し、一般国民が不満をつのらせている国
  • 経済活動では自由化しているが、共産党一党独裁という民主主義からは一番遠いように見える体制の国

 

この違いをどう読み解けばいいんでしょうか?

 

この世界価値観調査に対する回答まで、国に管理されている・・想像より言論統制が進んでいる国・・と、とらえたらいいのか?

 

それとも、中国の一般国民の考え方は、実はこの通りで、中国の一面だけを切り取ったメディアの情報提供の偏りによって、知らないうちに自分たちが、印象操作されていると疑うべきなのか?

 

 悩ましいですよね。

 

前者でも後者のどちらが真実でも、怖すぎますよ。

 

まあ、今のところ、個人的に結論はでません。

 

でも、確かに他のことは色々と自分で調べて判断するようにしているのに、中国のことに関しては、わりとメディアの発信をそのまま受け入れていたなとは思ったので、ちょっと頭をイーブンに戻して考えてみようかな。

 

そんなキッカケをもらえたので、この本読んでよかったなあと思いますね。

 


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