アラカン"BOKU"のITな日常

あれこれ興味をもって考えたことを書いてます

メディアリテラシーという言葉より、「ニュースはプロレス!」の方がしっくりきます。

すべてのニュースはプロレスである。

 

うまいこと言うなあと思いました。

 

長谷川豊さんの著書の第一章のタイトルです。 

報道ステーションは正義か不実か (ベスト新書)

報道ステーションは正義か不実か (ベスト新書)

 

 

数年前の本なんですけど、何故か読んでませんでした。

 

それが、たまたま、最近図書館で借りて読んで、この表現が気に入って、今更ながら取り上げているわけです。

 

なんで、ニュースがプロレスって表現がいいなと思ったかですが。

 

自分もテレビのニュースを、そういう見方をしてたからです。

 

でも、長谷川豊さんほど、言葉のセンスがないので、そのもやもやっとした感じをうまく言えませんでした。

 

一応「メディアリテラシー」なんて堅い言い方があるのは知ってたんですけど、なんか、しっくりこなかったんです。

 

そこに、まさしくドンピシャな表現・・「あーー、そう!これこれ!」って言葉に見えたわけです。

 

で、自分がしてた「そういう見方」の話です。

 

本当は、テレビって、新聞などと違って、法律(放送法)で「放送の政治的中立」は義務化されていますし、「報道は事実をまげないですること」とも明記されている唯一のメディアなんです。


放送法を引用してみます。

第四条  放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
二  政治的に公平であること。
三  報道は事実をまげないですること。
四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

 

全く正しいメディアのあり方ですよね。

 

正論としては。

 

だけど、現実問題として、事実を淡々と伝えるだけじゃ、面白くはならないという問題があります。

 

面白くなかったら、視聴者は見ません。

 

当然、自分も絶対見ません(笑)。

 

この辺は、めちゃくちゃシビアな問題です。

 

だって、視聴者が見てくれなかったら、スポンサーもお金をだしてくれませんし、間違いなく、そのテレビ局は潰れますからね。

 

バラエティとかの娯楽番組と、ニュースを一緒に考えるな!とか言われそうですけど、想像してみてください、そんな退屈なニュースの時間にチャンネルを誰も変えないと保証できますか?

 

このあたりは、ニュースもバラエティーも同じです。

 

チャンネルを変えられないように・・しないといけないです。

 

だから、ニュースといっても、ひとつの題材のどの部分を強調して見せると興味を引くのかとか、どのように見せたら視聴者にうけるのか・・とかを必死に考えてるはずですし、そうするのが当然です。

 

でも、嘘やいい加減な情報ではなく、コアは真実です。

 

このあたりが、強靭な肉体と技という真実に、ショー的な要素を加えて、嘘ではないけど、つまらないガチンコにもしないのがプロレスとぴったりはまりますよね。 

 

そう考えれば、見せ方を工夫する過程で、製作者側の意図みたいなものが働いて当然です。

 

もちろん、あからさまにやると、それもまた芸がありません。

 

さりげなく、インタビューで流すコメントの選別とか、テロップのタイトルとか・・そういう細かいところに、色んな罠というか、技がしかけてあって、印象を誘導する。

 

そういう技を駆使してないと、プロレスっぽくないです。

 

でも、たいてい、すごく上手にしてますよね。

 

自分は特定のチャンネルをずっと見ないで、しょっちゅうチャンネルを変えるくせがあって、同じニュースを別々のチャンネルで切り替えながら、比較して見ているんことがよくあるんです。

 

そうすると、たまに気づきます。

 

ニュースソースは同じなんですが、チャンネルによって違う印象を与えようとしてる意図を。

 

何が違うのかというと、例えば、いかにも偶然っぽく流す一般市民のコメントとかを、批判的なコメントが印象づくように流すか、肯定的なコメントをそうするかとかの、ほんと微妙な構成の差だったりするんですけど。

 

たいしたもんです。

 

だから、テレビのニュースは面白い。

 

でも、自分の行動を決めるために「何が正しい情報なのか」を判断する時には、鵜呑みにしちゃあいけません。

 

それだけは忘れないようにしないと。

 

だって、プロレスなんですもの(笑)

 


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