アラカン"BOKU"のITな日常

文系システムエンジニアの”BOKU”が勉強したこと、経験したこと、日々思うこと。

安倍内閣支持率急落。リスクマネジメントにおける初期対応ミスの代表例として残りそうな気がする。

組織がある程度大きくなると、いろんな人間がいますから、失言や不祥事が発生する確率をゼロには絶対できないですよね。

 

だからこそ、そういう不測の事態が発生した時にどう対応するか?というリスクマネジメントというものがあるわけです。

 

そこでは、組織のトップの役割が非常に重要だとされてますね。

 

ほとんどの問題は発生後の時間経過とともに収束するのが難しくなるので、早い段階で組織のトップがどういう行動をとるか?が、対応の成否のすべてを決めると言っても過言ではないみたいです。

 

それを間違ってしまうと、どんな大企業であってもエライことになります。

 

例えば、2000年の雪印乳業とかが一気に破綻に追い込まれたのは、強烈な反面教師として記憶に残ってます。

 

さらに、個人的には、来年の衆議院選挙のころには、きっと、現安倍政権の支持率急落までの一連の流れも反面教師の代表例に数えられているような気がしています。 

 

それくらい「まずい」と感じました。

 

何がそんなに「まずい」のか。

 

説明するために、まず、ドラッカー博士の著書『現代の経営』[上]にある、以下の言葉を引用します。

真摯さは習得できない。

仕事についたときにもっていなければ、 あとで身につけることはできない。

真摯さはごまかしがきかない。

一緒に働けば、その者が真摯であるかどうかは数週間でわかる。

部下たちは、無能、無知、頼りなさ、無作法など、 ほとんどのことは許す。

しかし、真摯さの欠如だけは許さない。

そして、そのような者を選ぶマネジメントを許さない。 

 

まさに、これです。

 

ここを間違えたと思っています。

 

この言葉の「部下」を「消費者」とか「国民」に置き換えて読んでもらえればよくわかります。

 

人は真摯さの欠如だけは許さない。

 

これは実感としてわかりますよね。

 

なぜなら、「真摯さを持っていない人間の言葉は信用できない」ことを、人は本能的に知ってますから。

 

だから、口でいくら反省の言葉を述べても、その場しのぎの誤魔化しとしか見えず、心に響くわけがありません。

 

このあたりの事は、いまや常識です。 

 

だから、不祥事が発生すると、ほとんどの企業は、露見する前に自ら発表して謝罪・対応するやり方をとって、真摯さを示すことを最優先した対応をとってますよね。

 

そうすることが、長期的に見ればリスクもコストも最小にできることを、さすがに皆さんご存知だからです。

 

この点を完全に間違えてたように見えました。

 

今回の安倍政権の対応は。

 

正直、賢い人たちですからね、そういう常識的な事は当然ご存知のはずです。

 

なのに、毎日のようにメディアを通じて発信されてくる対応が、その常識を無視した「いや、絶対これはダメだろう」と思うようなことばかりなのが、とても不思議でした。

 

どうなってるんだろう?と首をひねらざるをえません。

 

ひょっとして、この人達は、その場しのぎの対応でも、とりあえず矛先をずらして時間を稼いでおけば、すぐに忘れてしまうから大丈夫だと考えるほどに、国民をバカだと舐めているのでしょうか?


それとも、今の政府というのは、こんなリスクマネジメントの基本すら知らないほど、勉強していない単なるおじさん・おばさんの集まりになってしまっているということなのでしょうか?

 

いやいや、もしかしたら、正直な事実を話せない何か別の理由があったのだろうか・・例えば、関係者が属している圧力団体か何かから、圧力をかけられて言えないとかでしょうか?

 

いろんな考えがうかんで、頭が混乱しました。

 

まあ、理由はどうあれ、もうトップである安倍首相自体の信頼が揺らいでしまってますから、今更ジタバタしても、おそらく焼け石に水で、どうしようもないんじゃないですかね。

 

それにしても、見事なくらいの対応ミス事例だったと思います。

 

それも、トップ本人の失言や失策というより、取り巻きの人たちがよってたかって、マイナスの方向に誘導していったという点が今までにないパターンで、斬新だったんじゃないかと。

 

個人的に思ってます。

 

まあ、こんなところで斬新さをだしても、何の得もないですけどね。

 


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