アラカン"BOKU"のITな日常

あれこれ興味をもって考えたことを書いてます

子ども手当や子ども保険等の、子供の数にお金を払う少子化対策は、虐待児童を増やすだけにならないの?

少子化が、経済的・社会的に大きなリスクであることは間違いありません。

 

人口が減りますから。

 

だから、出産率がもう少し向上してくれるに越したことはないです。

 

出産率向上といえば、よく成功例として話にでてくるのが、フランスとスェーデンです。

 

そこで、やってることを一言でいえば、「子供を産めばお金がもらえる」仕組みを徹底的に作ってるということです。

 

だからなのか、日本でも少子化対策の話がでるたびに、同じように子供の数でお金を支給する方向の話がよくでてきます。

 

児童手当とかもそうですね。

 

そりゃあ、子供を育てるのにはお金がかかるから、もらえないよりもらえる方が良いに決まってます。

 

でも、お金がもらえるから子供を作ろう。

 

そういう発想をしろと誘導しているように見えて、この政策は、なんか好きになれません。

 

お金につられて子供を産んで、その子に愛情を注げるのか?

 

そういう疑問があるからです。

 

実際、こんな資料もあります。

 

厚生労働省の「児童虐待の現状と今後の対策」です。

 

一部、グラフを引用します。

 

これは、「児童虐待相談の対応件数及び虐待による死亡事例件数の推移」のグラフです。

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平成24年までなので少し古いですけど、それでも年間約6万6000件って、尋常じゃない数字です。

全国の児童相談所での児童虐待に関する相談対応件数は、児童虐待防止法施行前の平成11年度に比べ、平成24年度は5.7倍に増加。

 

そのグラフに、自分で平成22年のところに線を引いています。

 

ここで、急激に増えているのがわかりますよね。

 

しかも、平成22年度は東日本大震災の影響で、福島県は集計できていないというにもかかわらずです。

 

平成22年に何があったのか?

 

そう、子ども手当の支給開始です。

 

対して、出生率はどうかというと、全く増えてないどころか、順調に減っています。

 

内閣府出生数・出生率の推移

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つまり、出生率をあげるために、子ども手当を導入したが、出生数・出生率にはまったく影響がなく、そのかわり虐待される児童を大幅に増やした。

 

これが「子ども手当」の成果だったわけですか・・。

 

最低ですね。

 

実際、前記の成功例と言われるフランスとかでも、児童虐待の増加は問題になっているという話も聞きますしね。

 

お金で出産動機を釣る。

 

これは間違いだ!と、個人的に思ってます。

 

そういう意味では、最近話しにでてくる「子ども保険」なんかも、同じリスクを抱えている気はひしひしとしますね。

 

それに、そもそも日本は世界でも有数の「財政劣等生」であることを忘れてはならないです。

 

これは自分なんかが書くより、この日本経済新聞の記事を引用したほうがわかりやすい気がしますね。

business.nikkeibp.co.jp

 

日本は基礎的財政収支プライマリーバランス)の黒字化目標をいつまでたっても達成できない。

基礎的財政収支は、とりあえず借金と利払いには目をつぶり、稼いだ分で暮らすという考え方だ。

本来、短期目標なのに、日本では中長期目標とされてきた。ところが、2020年度の黒字化目標は早くも実現不可能だといわれている。

この基礎的財政収支を財政目標にするのは、ユーロ危機の震源地であるギリシャくらいだ。

そのギリシャでさえ、黒字化を実現しているのである。

 

児童虐待数を増やすために、ばらまいている余裕はないと思うんですけどね。

 


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