アラカン"BOKU"のITな日常

文系システムエンジニアの”BOKU”が勉強したこと、経験したこと、日々思うこと。

中国の公害が酷いというニュースを見ると、スモッグ・ヘドロ・公害病の子供の頃の日本を思い出す。

20世紀と21世紀。

 

昭和と平成。

 

近いようで大きく違う時代。

 

この両方の時代をがっつり生きて、日本の変化を見てきました。

 

それでつくづく思うことは「昭和の時代に比べて、日本は良くなってきている」です。

 

日本の本質的な良さは昔から変わらないにしても、それを台無しにするくらいの「ブラックな部分」が、昭和の時代にはありました。 

 

なんせ、十代のころ、自分が50歳・60歳になることには、日本はきっと、生き物が普通では住めない国になるんじゃないかと思ってたくらいでしたから。

 

海は、ゴミだらけで、汚かったし。

 

近くの川にいたっては、汚すぎて、水に入ることすら禁止されてました。

 

近くに工場とかがあるわけではないんですよ。

 

単なる生活排水だけで川を汚しまくってるんです。

 

だから、工場地帯なんか、もう悲惨です。

 

四大公害病というのがありました。

 

富山県イタイイタイ病

 

熊本県水俣病

 

新潟県新潟水俣病

 

三重県四日市ぜんそく

 

です。

 

どれもこれも、高度経済成長を目指して、急激な工業化をすすめた結果生まれた公害です。

 

もう、川はどろどろで悪臭がして、近くを通るだけで吐きそうになります。

 

工場の煙突からは、黒い煙がもくもくあがって、空も霞んで見えないくらい空気が汚れてました。

 

その結果として、ただそこに住んで、普通に暮らしているだけで、全身に激しい痛みをともなって、骨が軟化してしまう「イタイイタイ病」や中枢神経がおかされて、手足や口がしびれて、運動障害がおきる「水俣病」にかかって死んでしまう。

 

それだけではないです。

 

光化学スモッグが発生して、外出が禁止される日があったり。

 

海の底に大量のヘドロが溜まって、生き物が住めなくなっていたり。

 

今の中国の映像って、自分らの目からは、当時見ていた日本のニュースの映像とほんとかぶるんです。

 

しかも、そんな状況で日本が汚染されていくのに、国は何もしようとしなかったように、自分の目には見えてました。

 

それどころか、環境汚染をしている企業の味方をしているようにしか見えませんでした。

 

さきほどの、四大公害病の患者も、自分たちで調査して因果関係を証明して、企業や国を訴えたに過ぎません。

 

自分たちで戦ったのですよ。

 

それも、裁判で公害病と認められるまで10年~30年近く戦ってきたわけですよ。

 

どれほど、大変だったか。

 

なのに、その時、まちがいなく国は企業の味方に見えました。 

 

富山のイタイイタイ病や熊本の水俣病なんか、1950年代に発生し、自分がニュースや新聞で見ていたのは、それが10年以上に渡る裁判の結果、公害病として認められ、大きな社会問題となっていたときです。

 

なのに、企業も国もまるで手をうたず、1960年代になっても、新潟水俣病を発生させているんです。

 

当時は、経済成長(会社の利益と言ってもいいです)のために人権が踏みにじられるような話が、そこら中でありました。

 

金のためなら、何の罪もない人達が病気になっても関係ないって言うのかよ!

 

国は結局、大企業の味方で、いっしょになって弱い国民をいじめるのかよ!

 

などと、一人憤ってました。

 

そんな日本に誇りがもてるわけないですよね。

 

でも・・ですよ。

 

少なくとも、日本は改善しました。

 

最近の一連の問題に対する安倍内閣の対応を見てると、ちょっと不安は感じる時はありますけど。 

 

都会でも空は青いですし、海も川もずいぶんきれいになりました。

 

それは、経済成長よりも、もっと自慢できることです。

 

中国もそうなりますかね?

 

なんか、客観的に見たら、当時の日本政府より相当にタチは悪そうなので無理かなあ・・と思うんですけど、当時の日本もそう思えてましたからね。

 

わかりません。

 

ちょっとだけ、期待しようかな。

 


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