アラカン"BOKU"のITな日常

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原発ゼロと再生エネルギーへの移行のお手本としてのドイツの話題

選挙で「原発ゼロ」うんぬんの政策を聞いて、ふと、2年前(だったかな・・)に話題になった限界費用ゼロの話題を思い出しました。 

限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭

限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭

 

 

で、本を見直したり、それについて、うまいことまとめてあるこの記事を読み返してみたわけです。

toyokeizai.net

 

引用します。

福島の原子力発電所の事故が引き起こした政治的な衝撃波は全世界に及んだ。

ドイツではメルケル首相が2022年までに国内の原子力発電所をすべて段階的に稼働停止にし、分散型の再生可能エネルギー体制への移行をただちに加速するという驚くべき発表を行い、事実上、グリーンな第三次産業革命のパラダイムへの転換を速めた。

 

そうなんですよね。

 

日本の福島の原子力発電所の事故を見て、ドイツでメルケル首相が決断したようなことが、なぜ?日本ではできないのか?

 

当時のほうが「原発ゼロ」の機運が盛り上がっていたのに、長期的なエネルギー政策の転換みたいな話にならずに、目先の原発の再稼働うんぬんに問題が矮小化されて、結局、火力発電だよりの昔返りしてしまっているだけなのはなぜなのか?

 

そんな疑問を抱くとともに、メルケル首相という稀代のリーダーシップを持ったリーダーに恵まれたドイツに、ちょっと嫉妬したりしてました。

 

もう少し引用します。

ドイツを動かしている電力は、2025年には、その45パーセントが太陽光と風力のエネルギーから生み出され、2035年には6割が再生可能エネルギーによって生産され、2050年にはその数字は8割に達する見通しだ。

言い換えれば、ドイツは、財とサービスの生産・流通における電力生産の限界費用がしだいにほぼゼロに近づく、スマートでグリーンなデジタル経済への道を順調に進んでおり、生産性は劇的に上がり、限界費用は減少し、グローバル経済での競争で優位に立てるだろう。

一方日本は、中央集中型でますますコストのかかる原子力化石燃料のエネルギー体制におおむね執着しているので、日本企業は国際舞台での競争力を失う一方だ。

 

すごいですよね。

 

まあ、この記事を100%うのみにはできないにしてもですよ。

 

なんなんでしょう。

 

この違いは。

 

技術とかインフラとか、そういうハード面でもソフト面でも、日本がドイツに負けているとは思わないんですけどね。

 

やっぱり、人間の差ってことになってしまうのかな・・と悔しくもあり、うらやましくもありの、複雑な気分です。

 

こうなると、「政治家が悪い」みたいな流れになりそうですけど。

 

そうではないです。

 

たぶん、自分も含めた国民すべて・・ですね。

 

つまり。

 

公共利益と自分の利益。

 

その天秤のどっちを重く見るか?という部分だなと思い知りました。

 

個人的な理解ですけど。

 

公共の利益より自分の利益をより重く見る人が、日本には多く、公共利益を重く見る人がドイツの方が日本より多かった・・・ということになってしまうな・・と。

 

例えば。

 

再生可能エネルギーの中でも大きな可能性がある地熱発電・・日本は火山国ですからね・・を、推進して、原発の代替電源にしようとしたと考えます。

 

クリーンなエネルギーであり、大きな発電量が期待できるメリットがありますから。

 

日本でも、おそらく、総論では誰も反対しません。

 

でも、その候補地が自分らの近くだったら。

 

話は180度変わります。

 

地熱発電所を作ることによって、国立公園だったり国定公園だったり温泉地だったりする観光資源が毀損するかもしれませんからね。

 

まちがいなく、強行に反対しますよね。

 

よそで作ってくれ・・と。

 

前に、待機児童の問題で保育園を増設しないといけないという世論が盛り上がっていたときに、総論では賛成でも、建設予定地の周辺住民にあたる人たちが「うるさくなる」と言って建設に反対した。

 

あの理屈と一緒です。 

 

自分も含めて、そういう国民性なんです・・たぶん。

 

これは当分無理だと思います。

 

原子力発電はなくならないし、火力発電便りで、世界の趨勢がドイツよりになったとしたら・・日本は取り残されるでしょうね。

 

でも、日本人って追い詰められた時の底力はすごいんです。

 

前例のあることを真似して改善する力も世界一です。

 

だから、本当に目に見える形で日本が負け始めたら・・。

 

一気にすすんで追いつくと思います。

 

だから、再生可能エネルギーへの転換の世界のトップランナーとして、ドイツには頑張ってもらいたいし、すばらしい前例をつくってもらいたい。

 

日本中が危機感をもつくくらいに・・。

 

そう、思うわけです。

 

2017/12/13追記

後で調べたら、ドイツは安価だけでCO2排出では悪玉になる石炭火力発電大国でもあるみたいです。

 

日本は環境面を配慮して、石炭火力発電の比率を増やそうとしていません。

 

なので、そもそも日本とドイツで条件が違うので比較するのがおかしい。

 

そんな意見もありました。

 

なるほどねえ。

 

現在、ドイツも石炭からの転換に挑戦はしているみたいですけど、苦労しているみたいですね。

book.energytransition.org

 

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