アラカン"BOKU"のITな日常

文系システムエンジニアの”BOKU”が勉強したこと、経験したこと、日々思うこと。

中国内部の権力争いは見せかけ?という川島博之氏の説は面白い!

 活字中毒なので、本とかネットの情報とか読み漁ってます。

 

おかげで、最近少々、感覚が図太くなってきた感じがあります。

 

十代の頃。

 

ウィリアム・アイリッシュの「幻の女」とか。 

幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))

幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))

 

 

エラリー・クィーンの「Yの悲劇」とか。 

Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)

Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)

 

 

優れたミステリ小説を読むと、自分の想像を超える結末の余韻にしばらく浸る時間が心地よくて、どんどん小説にはまっていった・・あの感覚を味わう機会はすっかり減ってきました。

 

作品の良し悪しではなく、あまりにたくさんの情報に触れすぎて、自分の想定の範囲が広くなりすぎてるだけなんですけどね。

 

ちょうど、サスペンス・ドラマばかりを見てる主婦が、ストーリーとか関係なく、「この人が一番犯人らしくないから、たぶん、この人が犯人やわ」なんて当ててしまう感覚に近い感じ。

 

ようするに「すれてしまった」・・ということですね。

 

正直、「あ・・。この可能性は全く考えてなかった。」なんて・・予想を超える内容の文章を読んだ瞬間の快感は、もう一生味わうことはないような気すらしてました。

 

ところが、本当に久々にその感覚を味わうことができました。

 

まさかの「日経ビジネス」のコラムです。

business.nikkeibp.co.jp

 

川島博之氏のこの見解です。

 

ちょっと長いですけど、引用します。

マスコミは中国の権力構造について書いています。

江沢民派が負けて、胡錦濤派が負けて、習派が勝ったと、面白おかしく書いています。

でも、真実は違うと思う。

真実は、実は江沢民胡錦濤もグルですよ。

サスペンスドラマだったら、この3人は対立しているんだけれど、最後の5分で実は3人はグルだったんだというオチ。

対立しているようなふりをしていただけ。

その3人が影で言っているのは、このままじゃ全部俺たちが壊れちゃう、共産党が壊れちゃう。

それは困る。どうやったら自分たちの目の黒いうちはもたせられるか。やっぱりかなり強い独裁を引かなきゃいけないよということです。

文句を言うやつは捕まえる。

妙に民主化とかをすると早く壊れちゃう。

独裁で文句を言うやつは徹底的に叩く。

それからファイアウォールで外から情報は入ってこないようにする。

そうすれば20年ぐらいはもたせられるかもしれない。

だったら、権力闘争に勝ったこわもてのやつがやるのがいいだろうと。

みんなでシャンシャンで決めちゃうと中国って何を考えているのと言われるから、派閥抗争をやって、その後に習主席が勝ったというストーリーをつくる。

中国の人って政治のこと大好きじゃない、話すの。

だから中国の中でも、習主席が勝ったぞとか言って、何か『三国志演義』を読んでいるみたいになっちゃう。

海外から見れば、習主席は頑張ったよねとなる。

でも、実は3人はグルでね。私はそのストーリーだと思う。

それは中国共産党の現在の体制を、要は都市戸籍を持つ4億人が農村戸籍の9億人から搾取する「戸籍アパルトヘイト」をもう20年くらいやりたい。

 

どうですか、これ。

 

江沢民胡錦濤習近平国家主席の3人がグル?

 

考えたこともなかったなあ。

 

でも、そう考えると、今まで中国関係の動きの辻褄は確かにあう。

 

いや・・面白い。

 

面白すぎて、頭の中に妄想が浮かびます。

 

ここ数年の中国内部の権力争いの図が伏線で、ストーリが進行します。

 

最後に名探偵がみんなを集めて、謎解きをする。

 

おもむろに、3人を指をさし、「あなたたち、3人はグルだったんですね・・」。

 

どよめく関係者・・。

 

そんな絵面で。

 

まあ、川島氏の説が正解かどうかは、もっと未来にならないとわからないです。

 

でも、中国の農民工の事情とか、他の人の著作ではあまり触れられない部分をふくめて、非常い詳しい方ですし、ひょっとしたらと思わせるものはあります。

 

なにより考え方が面白い。

 

それが一番です。

 

早速、川島氏の本を読んでみようと思ってます。 

戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊 (講談社+α新書)

戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊 (講談社+α新書)

 

 

楽しみですね。

 

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