アラカン"BOKU"のITな日常

文系システムエンジニアの”BOKU”が勉強したこと、経験したこと、日々思うことを書いてます。

H29年の都道府県別自殺者数データを見つけたので、統計の勉強の手始めに色々見てみた

いつの間にか還暦(60歳)を超えてました。

 

仕事も定年再雇用で短時間勤務だし、正直、ノルマや責任からは遠い存在になってしまい、時間的にも余裕ができてしまいました。

 

なので、唐突に「統計検定」ってのを受けてみようかなと思いつきました。

www.toukei-kentei.jp

 

統計に興味はあったんですが、文系の悲しさで、きちんと体系だって勉強したことなかったので、ちょうど良いかと・・まあ、60歳の手習いってやつです。

 

途中で飽きるかもしれないですが、早速参考書を買いました。 

コア・テキスト統計学 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端)

コア・テキスト統計学 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端)

 

 

コツコツ勉強しながら、ネット上のデータを使って練習してみて、それをネタに記事を書いたりとかしてみようと思います。

 

警察の自殺者数データを見つけてしまった

 

せっかく勉強をはじめたので、知識の定着のために何か実際のデータの分析をしてみたいなと思って探してみたら、ひょんなことから、警察庁の自殺者数データを見つけてしまいました。

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まとめられた統計資料(概況)の元になるEXCELの資料は、速報値の間しかないみたいなので、ちょうど今頃の時期にしか見ることができないものなので貴重かなと。

 

興味もあったし、これを使って勉強したての知識を使って加工してみました。

 

まず、単純に都道府県別の月別平均自殺者数を19人刻みで階級を作って、階級値と度数、相対度数、累積相対度数の表にして、ヒストグラムを書いてみました。

階級 階級値 度数 相対度数 累積相対度数
0~19 9.5 18 0.383 0.383
20~39 29.5 18 0.383 0.766
40~59 49.5 2 0.043 0.809
60~79 69.5 1 0.021 0.83
80~99 89.5 6 0.128 0.958
100~119 109.5 1 0.021 0.979
120~139 129.5 0 0 0.979
140~159 149.5 0 0 0.979
160~179 169.5 1 0.021 1

 

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都道府県別なんですけど、月平均で0人~19人、20人~39人のレンジにかなり偏ってます。

 

これを明細で、多い順に並べるとこんな感じになります。

順位 都道府県 月平均人数
1 東 京 179
2 神奈川 105
3 大 阪 97
4 愛 知 96
5 埼 玉 95
6 北海道 83
7 千 葉 82
8 兵 庫 81
9 福 岡 73
10 静 岡 55
11 茨 城 41
12 新 潟 39
13 広 島 39
14 宮 城 35
15 栃 木 33
16 福 島 32
17 群 馬 31
18 京 都 31
19 岐 阜 30
20 長 野 29
21 三 重 28
22 鹿児島 25
23 青 森 24
24 愛 媛 24
25 熊 本 24
26 岩 手 23
27 岡 山 23
28 秋 田 20
29 沖 縄 20
30 滋 賀 19
31 山 口 19
32 長 崎 19
33 山 形 18
34 富 山 18
35 大 分 18
36 石 川 17
37 宮 崎 17
38 奈 良 16
39 和歌山 16
40 山 梨 15
41 香 川 13
42 福 井 11
43 佐 賀 11
44 島 根 10
45 徳 島 10
46 高 知 10
47 鳥 取 8

 

これで見ると、やっぱり東京・神奈川・大阪・愛知って多いなあ。

 

都会はストレスがかかるんだなあ・・なんて、ふと、思ってしまうのですけど。

 

でも、よーーく考えてみれば、人口の多いところが相対的に人数が多いのは当たり前じゃないかということに気づきました。

 

それで、別のところから、H29年の1月時点の都道府県別人口のデータを見つけてきて、都道府県別の人口を当道府県別年間自殺者数で割って、「人口何人に一人の自殺者がいるのか」を計算してみました。

 

その結果がこうです。

 

自殺者一人あたり人口の昇順(つまり、人口一人あたりの自殺発生率が高い順)にならべてみました。

順位 都道府県 自殺者一人当人口
1 秋田 4203
2 山梨 4562
3 青森 4613
4 岩手 4673
5 愛媛 4808
6 新潟 4834
7 和歌山 4967
8 栃木 4977
9 富山 5023
10 福島 5070
11 山形 5173
12 群馬 5298
13 三重 5320
14 宮崎 5358
15 北海道 5359
16 鹿児島 5479
17 大分 5500
18 宮城 5504
19 岐阜 5579
20 静岡 5602
21 兵庫 5659
22 石川 5735
23 福岡 5772
24 鳥取 5828
25 島根 5844
26 福井 5926
27 長野 5968
28 茨城 5975
29 広島 5996
30 沖縄 6005
31 山口 6009
32 高知 6022
33 東京 6078
34 佐賀 6079
35 長崎 6087
36 滋賀 6146
37 徳島 6169
38 香川 6208
39 熊本 6225
40 千葉 6247
41 埼玉 6283
42 愛知 6355
43 京都 6834
44 岡山 7025
45 神奈川 7141
46 奈良 7320
47 大阪 7409

 

なんと、数だけだと上位だった都会が軒並み下の方にいます。

 

上位を見ると、秋田、山梨、青森、岩手・・と、イメージ的には都会のストレスから逃れていく先・・と思っていた県になってます。

 

原因は何なんだろう?とか、色々考えさせられました。

 

変動係数(標準偏差 ÷ 平均)を計算してみると、単純な人数だと約0.90 くらい。

 

自殺者一人あたり人口だと、約0.12。

 

つまり。

 

都道府県毎に人口に差があるから、自殺者数を単純に見ると結構都道府県による変動が大きく、都会ほど多い・・みたいに見えてしまいます。 

 

でも、実は自殺者一人当たりの人口で見ると、都道府県毎の変動はあまりなく、かつ、都会は逆に人口あたりの自殺率でみると相対的に低い。

 

そんな傾向が見えてきます。

 

うーーん。

 

色々と考えさせられる数字ですね。

 

それで検索してみたら、以前から東北地方の自殺率が高いのは、何度か話題になっている話みたいで、なんか今さら・・の話ではあるんですけど。

 

数字をそのまま眺めずに、色々な角度から眺めてみる。

 

統計の考え方の大切さを改めて思いますね。

 

さて、頑張って勉強してみようかな。