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さくらVPSでCentOS7にした時、パスワードに「+」を含んではダメな理由

2018年3月の記事です。

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さくらVPSの標準OS(CentOS6)を、CentOS7に変更する作業の手伝いをしました。 

CentOS6だと、glibcとかのバージョンが古くて(2.12.xx)、tensorflowがちゃんと動かない(なんか、glibc 2.17以上を求められるとのこと)からです。 

 

CentOS7への変更自体はガイドを見て何とかなった

基本的な設定についてはガイドがあります。

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VPS – さくらのサポート情報

 

CentOS7への入れ替えも、カスタムインストールガイドの手順通りです。 

セキュリティの設定とかの手順が標準OS(CentOS6)前提の説明しかありませんでしたが、こちらのほうにありました。

manual.sakura.ad.jp

あと、作業用のVNCコンソールの文字化け対策かな。 

いちおう、情報はあります。

help.sakura.ad.jp

 

teratermからログインできない

こっからが、今回の本題です。 

一応、できました。 

作業用ユーザも新規で作成して、SSH接続もできるようにして、VNCコンソール上で作業をしている間は、普通にログインできてます。 

ところが・・。 

teratermとかFTPクライアントから接続しようとすると接続できません。 

SSHの設定とかを疑ってみたが間違ってないし、rootログインをできるようにして、teratermからログインしてみるとできるし、他の一般ユーザをダミーで作って、teratermからログインしてみるとできる! 

なんじゃ、これは? 

どうも、今までCentOS6で使っていたユーザだけがログインできないみたいですが、同じユーザで、VNCコンソールからならログインできるから、ユーザIDとパスワードが間違っているわけではない。

実におかしな現象でした。

 

原因はパスワードに含まれる「+」だった

原因は数日後に判明しました。

パスワードにはいっていた「+」の文字が悪さをしていたみたいです。 

CentOS6の時は大丈夫だったのですが、CentOS7になるとパスワードに含まれる「+」の文字をSSHエスケープしてしまうみたいなんですね。 

それで、パスワード認証エラーになっていた・・という話。 

わかってしまえば、どうってことないのですけど・・。

久々にはまりました。

また、忘れてやるかもしれないので備忘に書いておきます。 

ではでは。