アラカン"BOKU"のITな日常

文系システムエンジニアの”BOKU”が勉強したこと、経験したこと、日々思うことを書いてます。

ITスキルが先進国で最も低い?いや・・日本のビジネスパーソンはITスキルが低いのではなくて、謙虚なのだ。

こんな記事を読みました。

www.msn.com

 日本のビジネスパーソン、ITスキルが先進国で最も低い! 

そんなわけないだろ!

どういうこと? 

どういう調べ方したんだよ・・と思い、元になっているというガートナージャパンのプレスリリースを見てみました。

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 内容を見てみると、ちょっとニュアンスが違います。

日本は業務用途のデジタル・テクノロジのスキルに関する自己評価が最低点

 調査方法はというと、「ビジネス・ワーカーを対象として、ワークプレースに関する実態調査をWebアンケートで実施」だそうです。 

なるほど。 

自己申告ですか・・。 

それならわかります。

 

だって日本人は謙虚なんですから

 

日本人と外国人の決定的な違い。

それは謙虚さです。

同じ10の能力を持っているとしたら。

日本人は自分の能力を「7か8」位で自己申告します。

が、外国人(米国人とか)なら「20か30」くらいで自己申告してきます。

実際に経験しました。

外資系の会社で中途採用者の採用担当をやっていたときです。 

書類選考をしてました。 

日本人の応募者にまじって、外国人の応募者もありました。 

数十名もの応募があって、一応、それらに全部目を通します。 

日本人の場合は、皆、とても似通ってます。

氏名とか生年月日とか学歴とかみたいな客観情報があって、ページの一番下に自己アピールを書くフォーマットがまあ普通です。 

自己アピールも、日本人の場合は、やや控えめです。

やっぱり、面接とかで「ボロを出すような誇張は避ける」意識が働くのでしょうね。

正直言えば。

日本人の応募書類は、当たり障りがなさすぎて、あまりおもしろくはなく、続けて読むと飽きてきます。

でも、外国人の場合はまるで逆です。

英語の応募書類だと、いきなり自己アピールです。 

それも、「俺は募集している仕事のエキスパートで、驚くほど優秀だ。」とか、平気で書いてきます。

あわせて「もし、俺を採用しかったら、ものすごい損失になるぞ!」みたいなことまで平気で書いてきます。 

ひとりだけなら、「すごい奴がいるな」で終わるんですが、数名の応募者すべてが皆そんな調子でした。 

読み物としては面白いですし、かなり、笑えます。

それで、本当にすごいヤツばかりならうれしいのですけどね。

実際に面接とかで会ってみると(自分は英語ができないので、通訳役の社員を介してですが)、かなりの確率で大ボラこいてるヤツがいる。

それも「俺はエキスパートだ」と書きながら、基本的な質問にも答えられないとか・・。

それでも平気な顔してたりするから、逆に大したもんだと思ってました。

もちろん、普通の人もいますし、本当に優秀な人もいるんですけどね。

相対的に見て、国民性の違いを感じます。 

だから。

外国の人と日本人に自己評価でアンケートをとれば、こういう結果は当たり前です。

でも。

その結果が、実際のITスキルレベルの比較になるとも思えません。

アンケートの取り方が間違っているなと思うだけです。 

だってね。

日本人は謙虚なんですもの。

 少なくとも、採用応募書類の自己アピール欄を見た感覚から言えば、自己申告のアンケートで日本人だと中程度とするのが妥当と思うレベルの人が、平気で「熟練」とか「エキスパート」を申告してても全然驚きません。 

申告の基準が違うのだから、そのアンケート結果が実際のITスキルレベルの優劣をあらわすものであるはずがない。

正直。 

冒頭のニュースみたいに「日本のビジネスパーソン、ITスキルが先進国で最も低い!」なんて煽り方はやめてほしいですね。 

ほんとに・・。