アラカン"BOKU"のITな日常

文系システムエンジニアの”BOKU”が勉強したこと、経験したこと、日々思うことを書いてます。

土砂災害・洪水被害から身(命)を守る唯一の方法は、早めに逃げる自身の決断だな。

最近、大きな被害を生む天災が増えた気がします。

台風も多いし、線状降水帯による大雨もある。

 

その都度思うことが。

天気予報の精度は高くなっていて、ハザードマップまで作成されている。

なのに、毎回、土砂崩れや洪水被害で命を失う人がでる。

なにかおかしい。

間違っているんじゃないか?ということです。

 

目的が達成できない手段は無意味だ!

 

もちろん、各都道府県市区町村は被害をなくすため、手をうってます。

避難指示なども、そのひとつです。

避難指示は、災害により、住人の生命が危険にさらされるのを防ぐ目的でだされます。

でも。

先日の、2018年7月の西日本豪雨時に、ちょっとひっかかるニュースがありました。

それは、避難指示が、放送も聞こえないような豪雨の中で、深夜という最悪のタイミングでだされたことです。

www.sankei.com

記事には「想定外の増水で対応に問題はなかったとの認識だが」・・とありますが、避難指示を出す目的が「住人の生命が脅かされるような事態を避けること」だと考えればあきらかにおかしいです。

だって、「6日午後10時に地区の全域に避難勧告を発表。午後11時45分に小田川の南側、7日午前1時半に北側にそれぞれ避難指示を出した。」ですよ。

こんな時間に豪雨の中誰が安全に避難できるというのでしょうね。

なんで、こういう対応がまかり通るのか?

それが不思議で仕方なかったので調べてみました。

この記事はたまたま倉敷市です。

が、おそらく国も含めて、すべてのお役所の考え方が間違っているんじゃないか!とも思えたので。

  

そもそもガイドライン自体がおかしいと思うし!

 

調べてわかったこと。

避難指示は何を基準にだされるのか?・・です。

都道府県市区町村は、基本、内閣府の「避難勧告等に関するガイドライン」にそって基準を決めているそうです。

言葉的にややこしいので、ちょっと整理します。

避難勧告は「すみやかに避難してください」です。

避難指示は「緊急に避難してください」と放送等で知らせることを意味します。

その意味を踏まえて、ガイドラインを読んでみます。

避難勧告等に関するガイドラインの概要

例えば土砂災害だと以下のような基準が書いてあります。

避難勧告:土砂災害警戒情報が発表された場合

避難指示:土砂災害警戒情報が発表され、かつ、土砂災害に関するメッシュ情報で「実況で土砂災害警戒情報の基準に到達」した場合 

つまり、簡単に言えば「気象庁が土砂災害警戒情報を発表したら、速やかに避難したほうが良いと住民にお知らせしなさい」がガイドラインです。 

パッと見るとおかしくないように見えます。

でも「おかしい」のです。

 

気象庁が警報を出す時は「すでに土砂崩れしててもおかしくない」時

 

なぜ、おかしいのか。

気象庁の「土砂災害警戒情報をだす基準」を見るとわかります。

www.jma.go.jp

引用します。

土砂災害警戒情報の基準は、過去に発生した土砂災害をくまなく調査した上で「この基準を超えると、過去の重大な土砂災害の発生時に匹敵する極めて危険な状況となり、この段階では命に危険が及ぶような土砂災害がすでに発生していてもおかしくない」という基準を設定しています。

どうです。

おかしくないですか?

命に危険がおよぶような土砂災害がすでに発生していてもおかしくない基準で発表される「土砂災害警戒情報」を見てから、「速やかに避難しなさいよ」とお知らせするわけですよ。

しかも、深夜でも平気で。

これは「誰のための避難指示」なんでしょう。

避難指示をガイドラインに沿って出しましたよ・・というアリバイを作って、想定外でしたって言い訳するために出しているのでしょうか?

足腰の弱った高齢者や小さな子どもを抱えたお母さんが安全に逃げられるかどうかなんて、全く考えてない。

人命を危険にさらさないという目的を、完全に忘れてしまっている。

そうとしか、自分には思えないです。

 

結局、自分の身を守るのは自分しかない・・

 

結局、結論としては、「役所を信じすぎると、想定外の事態の被害者にされるぞ」ということになります。

とても不本意ですけど。 

 

では、その前提で、どうやって自分の身を守るのか。

答えはひとつ。

自分の判断で早めに逃げる(非難する)しかないということです。

じゃあ。

どういう基準が良いのか・・ですが。

自分は「72時間(3日間)当降水量予測で判断して、逃げやすい昼間に前倒しで避難するべき」だと提案します。

これは、一応根拠があります。

仕事の都合で荒川の堤防が決壊したら4メートルの水の底に沈む地域に住まざるをえなくなった時期がありましたから。

自分はチキンなので、住むことになったらすぐハザードマップとか調べました。

すると、その水没地域は広大で、避難勧告や指示を受けてすぐ動いても、とても安全なエリアに逃げられるような場所ではないことがわかりました。

なので、どうにかして自分で避難すべきタイミングをつかむ方法がないかと調べるうちに、こんな記事をみつけたのです。

www.huffingtonpost.jp

引用します。

内閣府による荒川決壊の想定雨量は72時間で550ミリ。鬼怒川が決壊した東日本豪雨災害では72時間で610ミリの雨が降っているのだから、いつ起きてもおかしくない雨量だ。

なるほど。

72時間で550ミリ以上・・これが基準になりそうです。

多少下駄をはかしてあることを考慮にいれると、まあ72時間で500ミリ以上雨が降りそうだったら、避難すると決めれば安全だろう。

そう判断して避難ルールを以下のように決めました。

72時間(3日間)で500ミリ以上ふる予報があれば、出勤前に家電製品を高いところにあげて、着替えと貴重品をカバンにいれて家をでて、安全な地域のホテルを予約する。

つまり。

雨が降ってから避難を考えるのではなく、予報を見て、降る前に避難する作戦です。

72時間雨量の予報はなかなか無いのですが、24時間雨量はよくあります。

だから、1日目に150ミリ、2日目に200ミリ降ってたら、明日の予報が24時間で150ミリくらい振るとなってたら、翌朝、仮に晴れていてもホテルに避難する。

避難の目的である「命の危険から身を守る」なら、これが一番です。

自分はまだ機敏に動けますけど、高齢者が安全に避難することを考えたら、このくらいの余裕がないと実質的に無理じゃないですかね?

空振りしたって、別に良いじゃないですか。

役所の避難指示を信じて、土砂に埋まったり、水の底に沈んで後悔するよりは、相当にマシなんですから。

 

河川の増水を予測するなんて人間にはできないんだ

 

そんな話をしていると。

WEBカメラとかでリアルタイム監視もできるし、河川の増水予測を参考にして逃げるタイミングを判断したらよいのではないか・・という意見を、よく言われます。

でも、それはありえないです。

なぜかと言うと、河川の増水なんて、地震予知と一緒のレベルで予測困難だからです。

実際、こうですし。

www.sankei.com

しかも、せいぜい1時間から3時間後しか予測できないわけですから、そんなものを見て避難勧告や指示をだそうとすると深夜にあわてて・・となるのは当然です。

だから。

役所をあてにしてはいけません。

避難するように言ってくれた時は、すでに手遅れだと思った方がいいです。

幸い、降水量予測の精度は高いです。

だから、それを見て、自分のいるのが山のそばや水に沈む地区なら、最悪のケースを想定して、昼間のうちに安全なところにさっさと逃げましょう。

もし、空振りだったとしても、いいじゃないですか。

後悔した時は土砂に埋もれてるとか、水の底よりはマシなんですから。