目次
- セキュアなLINEみたいなもの
- テレグラム（Telegram） は香港のデモで有名になったらしい
- Signal（シグナル）はスノーデン氏が使っていたことで知られました
- 機密性が高いだけで悩ましい存在になってしまう悲しさ
セキュアなLINEみたいなもの
テレグラム（Telegram）とシグナル（Signal）は高度な暗号化技術などを駆使して、安全かつ高い気密性（匿名性）でチャットやメッセージのやり取りができるアプリです。
テレグラム（Telegram）の画面イメージ。
シグナル（Signal）の画面イメージ。
どちらも「セキュアなLINEみたいな感じ」と言われれば、なるほどと思う見た目です。
テレグラム（Telegram）とシグナル（Signal）自体は怪しいアプリケーションではなく、どちらも「メッセンジャーアプリ」にすぎません。
イメージとしては、暗号化されてセキュアなメッセージのやりとりができるLINE・・という感じでしょうかね。
両方とも、普通にAndroidスマホのGoogle Playストアでインストールできます。
こんな記事もありますし。
テレグラム（Telegram） は香港のデモで有名になったらしい
Telegramの公式ホームページはこちらです。
テレグラム（Telegram）は香港のデモに参加している人達が自分たちの身を守るために使ったということで、一機に有名になりました。
そのニュースを伝えているのがこちらの記事。
香港の大規模デモで「テレグラム」が非常に大きな役割を果たしている。
中国本土ではテレグラムも遮断されてたり、中国がテレグラム本体にサイバー攻撃迄しかけていたとかなんて話を読むと、つくづく、恐ろしいなと思いますが、裏を返せば、中国当局にそれだけのことをさせるくらいに、テレグラムのセキュリティが強固だったということになります。
2022年追記
ロシアのウクライナ侵攻でも存在感を示しています。
Signal（シグナル）はスノーデン氏が使っていたことで知られました
テレグラムと並んで有名なのがSignal（シグナル）です。
電子フロンティア財団から「最も秘匿性が高く安全なメッセンジャーアプリ」と評価されたメッセンジャーアプリです。
こちらは、エドワード・スノーデン氏が愛用していたことで有名になりました。
スノーデン氏といえば、アメリカを敵に回している人で、通信を傍受されて居場所がばれたら、それこそ命の危険がある人です。
その人が使っていたということで、Signalの名前は一気に有名になりました。
アメリカも悔しい思いをしたと思いますが、さすがに、中国と違って、Signal本社にサイバー攻撃をしかけたりはしていないようではあります（笑）。
機密性が高いだけで悩ましい存在になってしまう悲しさ
ただのメッセンジャーアプリなのに、機密性の高い通信ができる。
その１点でTor（トーア）と同様に悩ましい存在になってしまいます。
悩ましい理由もTorと一緒です。
安全かつ高い気密性（匿名性）でチャットやメッセージをやり取できるメリットを喜ぶ「犯罪者」や「テロリスト」がいる。
この点につきます。
だから、すぐこんな話がでてくることになるわけです。
でも、技術自体にまったく罪はありません。
平和的な使い道もたくさんあります。
使っている人間がたまたま悪であったか、善であったかということでしかないのに・・、まるで、技術自体が悪いみたいな論調になるのは、とても悲しいことなのですが・・それが人間というものなんでしょうかね。
はい。
