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EXCELのグラフで「花びら」を描く(1)/EXCELの小ネタ

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目次

EXCELのグラフで花びらを描く

EXCELのグラフで花びらを描きます。

花びら関数という計算式を使います。

今回使うのは、これです。

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花びら関数をシートに入力する

こんな感じでデータシートを作ります。

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n と k は入力値なので、B1とD1セルをそれぞれ固定で使います。

とりあえず、nに3、kには1を入力しておきます。

角度の列(A3より下)は、1から360までの連続数値をいれておきます。

Θの列には、以下の計算式をいれます。

=RADIANS(A3)

Θの部分はラジアンでないといけないので、A列の角度をラジアンに変換してます。

そしてC列に以下の計算式を入力して「r」を求めます。

=SIN(B3*$B$1/$D$1)

花びら関数ですね。

ただ、これだけではグラフは描けません。

グラフに描くにはX座標とY座標に変換してやる必要がありまる。

上記で求めた「r」の値を使って、Z・Y座標を求める式は以下の通りです。

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なので、D列・E列にそれぞれ「x」「y」のセルを設定します。

D列には以下の計算式を入力します。

=C3*COS(B3)

E列には以下の計算式です。

=C3*SIN(B3)

あとは、B列からE列を、1から360に対応するすべての行にコピーします。

これでデータはOKです。

グラフを描く

D列とE列のX・Yにあたる数値をすべて選択します。

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グラフは「散布図(平滑線付き)」を選択します。

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縦と横の長さを同じにすれば準備完了です。

 

パラメータを変えて花びらを描く

このn と k の数字を変えると、いろんな花がかけます。 

上記が「n=3」です。

n=6 に増やすと。

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n=9 だと。

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こんな感じで、[n」と「k」のパラメータの値を変えて試してみると、ちょっとした暇つぶしにはなりますね。

ではでは。