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ダイバーシティ/多様性のある職場を面倒くさく思う時点で終わりです

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目次

ダイバーシティ/多様性のある職場を面倒くさく思う時点で終わりです

ダイバーシティ(Diversity)の直訳は、「多様性」です。

 

多様性の種類と意味のあるもの・そうでないもの

多様性といっても色々あって。

国籍、民族、言語が違うとか、年齢、性別が違うみたいな「客観的に見てわかる」多様性(デモクラフィー型ダイバーシティ)もあれば、能力・価値観・経験・知見などの個人のもっている無形の特性の違いのように「客観的に見ただけではわからない」多様性(タスク型ダイバーシティ)もあります。

日本でよく話題になる「女性活用」とか「シニア活用」とか「外国人採用」などは、典型的な前者(デモクラフィー型ダイバーシティ)です。

でも。

単純に性別や年齢や国籍の違う人たちを集めて形だけダイバーシティっぽくしたところで、同じような能力や価値観を持った人だけ集めたら何の意味もありません。

仮に、年齢・性別・国籍だけでなく価値観・能力・経験もバラエティにとんだ人たちを集めてこれたところで、上に立つ人が「多様な意見に耳を傾ける」資質をもっていないとぶち壊しだったりもします。

多様性によって何らかのプラス(例えば、従来にない発想・イノベーションなど)を期待するなら、後者のような多様性(タスク型ダイバーシティ)と、それを生かす会社(上の人達)の姿勢の両方がないと意味がないのは普通に考えてもわかります。

 

副業の許可とか社内起業なんかもダイバーシティです

多様性というのは、複数の人の集まりだけを意味するわけではないのです。

個人内多様性(イントラパーソナル・ダイバーシティ)ってのもあります。

これは、一人の社員が他の業界・業種・複数の国での就業経験や、現在の仕事とは全く異なるジャンルの能力を有しているみたいな多様性です。

他の業界の経験をもつ人を中途採用したり、企業グループ内での出向で経験をつませたり、企業内起業や副業の許可などを許していく動きというのは、この個人内多様性(イントラパーソナル・ダイバーシティ)をもつ社員を増やすことで、能力・価値観、経験、価値観の多様性(タスク型ダイバーシティ)を得ようとする試みなわけです。

まあ。

こうやって、個人内に多様性を持っている人がいたところで、それを生かせる会社の風土が整ってないと意味がないのは同じですけど。

 

ダイバーシティは必要だけどめんどくさい?

今の世の中の変化の激しさの中で、昔みたいに上へならえの前例重視みたいな考え方でやってたら、徐々にはじきだされて淘汰を待つだけになってしまいます。

だから、ダイバーシティは重要だというマクロの話で反対する人はいません。

でも。

実際に職場がそういう風にかわっていくと拒否反応を起こす人がいます。

能力・価値観・経験・知見などがバラエティに富んだ人たちを集めて、それを生かすには「その人たちが意見や提案をしやすい会社風土」に変わる必要がありますし、当然、推進する側はそれを求めます。

そうすると「暗黙の了解」というのが通用しなくなります。

会議などで上の人が指示をしても、黙って「YES」とみんなが従うようなことでは多様性がある意味がないので、当たり前のように、反対意見や納得のいく説明を求める声などがあがってきます。

何をするにも、決めるにも議論が必要になってくるわけです。

これを「めんどくさくなった」というわけですね。

前は部門内の意思統一がすぐできていたのに、文句を言うやつが増えて、まとまらなくなった・・みたいな感じで。

そういう人は「OUT」です。

すぐ考えをあらためないと、会社から「淘汰」されても文句はいえません(笑)。

 

多様性のある職場って結局上の人の能力が試されるんだな

昔(昭和の半ばころ)って、会社の中で偉くなる(部長とか本部長とか)と実務はなく、会議にでて書類にハンコ押してるだけで高い給料もらえていいな・・と思えるような人が結構いました。

なんせ、能力ではなく、年次と人脈でポストが順送りで決まるなんてこともあったみたいですしね。

でも。

今はそんな甘いことはありません。

少なくとも多様性をもつことに成功した会社においては。

多様性があるということは、ある意味、みんなが色んな経験・知見・価値観をもった人間同士がひたすら意見をぶつけあって対立することもあるわけです。

それをひとつの目的にむかって、プラスの方向に生かしていくというのは、中途半端な能力でできることではありません。

結局、多様性のある会社になるということは、上の人が「多様性のある会社をひっぱってプラスの価値を生み出す能力をもっているかどうか」が試されることになると思うわけです。

考えれば考えるほど、大変な・・でも良い時代になってきたんだな。

そう、昭和の残党として思う今日この頃です。

ではでは。