"BOKU"のITな日常

還暦越えの文系システムエンジニアの”BOKU”は新しいことが大好きです。

ダメ会社に転落していく時は一時的に居心地がよくなったりする

35年以上、会社員をやってると、会社の業績が良い時も、悪い時も経験してます。

それで、経営者が変わって良い会社がダメな会社に転落していく過程を思い返してみると、どこでも同じような兆候があったなと、気づいた・・という話です。f:id:arakan_no_boku:20190204222903j:plain

 

経営者がダメでも業績が隠してしまう時がある

 

まず、前提として。

良い会社かダメな会社かというのは、ほぼ「経営者」で決まります。 

他の社員や中間管理職がどんなに危機感をもって頑張ったとしても、無駄です。

たまに「僕が頼りない分、社員のみんなが頑張って盛り立ててくれてます」なんて言う「一見、何もしてないように見えるタイプ」の経営者もいますが、それでうまく行っているのであれば、それは「社員の能力を引き出して権限移譲するのがうまい優れた経営者」なのであって、決してダメな経営者ではありません。

ダメな経営者ってのは、会社をダメにします。

下の人間が全て同じでも、経営者が変わると、まったく違う結果になっていくというのが会社というところの不思議なところです。

だから。

下の人間にできることは、経営者がダメかどうかを見極めて、ついていくか逃げるかを決めることくらいです(笑) 

しかし。

問題なのは、良い経営者からダメな経営者に変わっても、すぐにわからないことです。

前任の経営者が残した余韻で会社の業績が良い時は、ダメな経営者に変わっても数字が経営者の欠点を隠してしまいます。

それがどんなバカ殿様でもわからないんですよね。

 

少しずつ漏れてくる危険な兆候とは

 

でも。

ダメな経営者の場合は、微妙なところから少しずつ「ダメな会社になっていく危険な兆候」が、現れてくるものです。

何社かの経営者の交代でダメになっていく会社に在籍した経験から、「あれが危険な兆候だったんだと後で気づいたこと」は次のようなものです。

  1. 会議が定時に始まらなくても怒る人がいなくなる。
  2. 経営者が情報を隠したがるようになる。

  3. 会議の雰囲気がリラックスしたものになって笑い声が増える。

  4. 社長の周囲にイエスマンっぽい人がだんだん増えてくる

  5. 経営幹部がずっと本社にいて、現場をまわらなくなってくる。
  6. リスクの指摘ばかりで、何も行動しない人が出世しはじめる。
  7. 対策立案ばかりで、やった結果を検証することをしなくなる。
  8. やたらとスローガンやお説教(精神論)を朝礼とかで言い始める。

これを読んで「おーー。自分の会社でもあるな」と思った方。

ヤバイですよ(笑) 

 

ゆでがえるの話はホンマだよ

 

有名な「ゆでがえる」の逸話があります。 

カエルを常温の水にいれ、徐々に熱していくとその水温に慣れていってしまい、熱湯になったときには、もはや跳躍できずにゆで上がってしまうという話です。 

これは、めちゃくちゃわかります。 

経験上。 

業績が落ちていく時=会社がダメになっていく前の一時期、急に会社の居心地がよくなります。

会社の雰囲気が緩んでくるんですね。

じわじわ・・じわじわ。

例えば、大事な会議に遅刻した。 

今までだったら定時にはじまっていて、遅刻して入ると厳しく注意されるパターンなので、「申し訳ありません!」と覚悟してはいっていったのに、何も言われなかった。 

半期締めの会議で、未実施の計画があった。

絶対に追及されるパターンなので、言い訳を必死で考えていったのに、結局、議題にもあがらずスルーされた。 

などなど。  

単発なら「ラッキー!」なんですが。

続くようなら危険の始まりです。 

そうです。

ダメ会社に転落していく過程って、一時期居心地がよくて楽しい、良い会社になったように見える時期があるのです。

ぬるま湯状態ですね。 

まさに「ゆでがえる」。

この辺で、お湯の温度は少しずつあがってるんですけど。

みんな、嬉しそうにお湯につかってたのだと、後で気づくのですけど。 

 

どうしようもなくなってから気づく

 

錯覚の時期は長くは続きません。

会社の数字が落ちてきますから。

そうすると急にバタバタが始まります。

会議で上の人が厳しいことを言い始めたりとかします。 

この時に現れる最悪の兆候。

それは。

厳しいことを言うんだけど、会議の場だけだったりする。

ということです。 

会議では絞られるけど、会議が終わると突っ込まれない。

会議で叱責されたことを対応して報告にいくと、意外に相手が興味を失ってたりする。

それが続くと。

勘違いした社員が「会議で数字を責められる時間をなんとかかわせば一週間安泰」みたいな感じになったりもします。 

まあ、後で考えてみるとですね。

この時点ではみんなもう茹で上がっています。

誰にも、跳躍して逃げる力はありません。

こうなった時は経営者(トップ)と、その取り巻きだった人達が全員やめて、優れた経営陣に入れ替える以外に道はありません。

でも。

自分たちは気づいてないので、経営陣は残ったまま、なんとか改善して業績を立て直そうなんてことを言いだします。

そうなると。

あとは、ゆであがって死ぬのを待つだけ・・みたいな。 

そういう状態・・ジ・エンド・・です。 

いやあ、怖いです。 

そうなってしまってからできること。 

それは。

とっとと逃げるだけでしょうね(笑)