目次
はじめに
2017年8月のリライトです。
目次を追加しました。
人の顔が覚えられない
僕は「人の顔を覚えること」がずっと苦手でした。
一時期は、真剣に相貌失認という病気じゃないかと心配したくらいです。
テレビとか見てても、よく間違えます。
蒼井優さんと宮崎あおいさんを、長いこと同一人物だと思ってました。
複数の女優さんが同じ服装ででているCMを、全部同じ人だと思ってたりもしました。
特に同じ服装されて、体型が似通っているとダメです。
アイドルグループのほとんどは、さっぱり見分けがつきません。
よく、少女マンガで、髪型と服装が違うだけで、実はみんな同じ顔をしている・・みたいな絵を書く人もいますよね。
アイドルグループを見てると、リアルの世界でそれをやられてる感じです。
プライベートなら笑い話ですみますが、仕事では・・ねえ。
仕事では・・ホントに困りました
仕事では、1年に1回か2回程度しかあわない人が多いです。
例えば。
取引先やお客様の偉い人なんかがそうです。
失礼はできない方々です。
ところが。
顔を覚えてないので、初対面だと思って「はじめまして」と挨拶して名刺交換して、会社に戻って確認すると、全く同じ名詞がすでにあった。
こんなことがしょっちゅうでした。
懇親会とか、ユーザー会みたいな集まりは、特に最悪です。
立食パーティ形式になので、こちらが動かないようにしていても、勝手によそから人がやってきて話しかけてきます。
まさか「迷惑だからあっちに言ってくれ」ともいえず、挨拶したり、名刺交換したりする羽目になり、挨拶されるたび、「どっちだったか?」悩むことになります。
自分なりに十分注意して対応はしました。
事前に手持ちの名刺を整理して、写真とかをネットで名前を確認できる人については調べてみたり、会話のテクニックで相手が自分を知ってそうか?探る応対の勉強をしてみたり・・いろいろ、やってはみました。
でも、名刺をいただき、会社に帰って整理をしたら、何枚も同じ名刺があるどころか、同じ人の名刺が5枚くらいあったりする。
さすがに頭をかかえました。
よく仕事やってこれたな・・と僕でも思います。
営業メインの仕事でなかったから、なんとかなったんでしょうね。
意外に相手は気づいてもいない
役職定年になって、最近は外部のお客様と仕事しなくなりました。
だから、同じ人に「はじめまして」を5回もやってしまったなんて失敗も、笑い話にできるようになって、時効だから許してくださいね・・なんて素直に白状して謝ったりすることもあります。
ところが。
驚いたことに、相手は気にしていないどころか、気づいてすらいませんでした。
なんのことはなく「名刺を5回も渡したってことは、相当、私もうかつですね」と笑ってもらえたくらいの話でした。
いやいや・・、肩の力が抜けました。
そんなものだったのですね。
あれこれ気にしてた自分がバカみたいです。
仕事上のつきあいなんて、そんなものなんだなと思い知った次第です。
だから、今タイムマシンで戻れるならば、顔が覚えられなくて悩んでいた当時の自分に別に気にする必要すらないよと、言ってやりたい気分です。
はい。