"BOKU"のITな日常

還暦越えの文系システムエンジニアの”BOKU”は新しいことが大好きです。

命より大事な「責任感」とか「仕事」なんかあるわけがないよ

40代なかば位の時、かなり無茶な働き方をして、疲れと寝不足で「ニア過労死」みたいな体験をして、命より大事な「責任感」とか「仕事」なんかあるわけがないと気づいた・・という話です。

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ほとんど家にも帰らず働きづめの日々

 

当時。

とあるデスマーチプロジェクトの火消しを担当してました。 

通勤時間も惜しいと、単身で会社にアパート借りてもらうという、ひたすら仕事に集中せざるをえない環境でした。

深夜残業当たり前で、時々徹夜。 

ほぼ、まるまる1月休み無し。

1週間のほとんどを、会社のソファで寝て、アパートにも滅多に帰れない。 

そんな状況でした。

管理職だったので残業手当はありませんが、残業時間が200時間越えどころか、300時間に近いかも・・・みたいな・・もう、無茶苦茶です。 

それでも、不思議なもんで元気でした。

アドレナリンが出まくっていたんでしょうね。

 

ニア過労死と言いたいような恐怖体験

 

そんなことを数ケ月続けてたある日です。 

客先に行く日だったので、シャワーを浴びて、まともな服装に着替えなきゃいけないと、アパートに戻ろうと歩いていました。 

別にふらふらしてたわけではありません。

多少、体はだるいけど、その程度。

元気いっぱいのつもりでした。

でも。

歩いている最中に、一瞬、目の前が白くなる感覚がしたのです。

もう、唐突に「ふっ」と。

気がつくと、目の前の風景が変わってました。

何が起きたかわからなくて、ボーゼンとしてたのですが、気をとりなおして、周囲を見渡すと、さっき自分の歩いていたはずの場所が後ろに見えます。

20メートル位すすんだ場所にいたんです。 

テレポーテーションしたような感覚です。

その間には自動車の通る道路があります。

どうも、歩いている最中に瞬間的に眠って、そのまま歩いて道路を渡ってしまった。 

そういうことらしいと気づいたら、膝がガクガクと震えてしばらく歩けませんでした。 

だって、自動車が走ってきてたら・・。

間違いなく死んでました。

たまたま、早朝で自動車も走ってなかったから助かりましたけど。 

 

マイクロスリープというものらしいのを後で知りました

 

後で知ったのですが、マイクロスリープって状態だったみたいですね。 

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会議中とか、電車で座っている時なら、べつにどうということはありません。 

白い目で見られても、その程度のことです。 

でも、今回みたいに道路を歩いていたり、自動車の運転中におこると、悲惨です。 

経験から言えば、どんなに気をはってても無駄です。 

だって、意識が突然なくなる感じでしたから。 

最近、高速道路とかで、トラックが停車中の自動車に突っ込んだみたいな考えられない事故のニュースをよく目にします。

これも、マイクロスリープのせいじゃないのかなと個人的には思ってます。 

とにかく。

気持ちの持ちようでどうにかなるような甘いものではないです。

防ぐ方法は、きちんと休息をとって体調管理する以外ありません。 

そうしないと、ある日突然「マイクロスリープ」に襲われます。

ほんの一瞬。

数秒の世界。

運が悪ければ、それで人生「ジ・エンド」です。

こんな馬鹿らしいことはないですよ。

 

命より大事な仕事なんかないよね 

 

自分は運がよかったです。 

運の悪い人なら、ここで死んでるんだ・・。 

本気でそう思いました。 

そしたら。

仕事で「こうしなきゃいけない」と思ってたことが、一気にどうでもよくなりました。 

スケジュールが遅れているからって・・それがどうした。

怒り狂ってる偉いさんの顔がつぶれるとか・・知らねーよ!

売上がどうのとか、プロジェクトの赤字をこれ以上増やせないとか・・関係ないね。

別に誰かの命がかかってるわけじゃない。

きちんと整理しなおして、現実的なスケジュールに引き直して仕切り直し。

それしかないでしょ・・現実的には・・って感じです。

もちろん。

突然、態度を変えたので、客先や会社から、ボロクソ言われました。

お前には仕事に対する責任感はないのか!とか・・(笑)

客先から呼び出されて脅しをかけられたりもしました・・けど。

バカげてます。

命と引き換えにしないといけないような「責任感」なんか持ち合わせが無いのが当然だし、命より大事な仕事であるとも思えません。 

自分の命だけではなくて、家族の未来も背負ってるんですからねえ。

ホント、拾った命は大切にしないとなあ・・。

もう、それだけです。