給料前払いサービスを導入する会社が増えてると聞いて、興味があったので、ちょっと調べてたけど、新手の消費者金融と何がちがうのかわからなかった・・という話です。
給料前払いサービス提供企業はけっこうある
給料の前払いとかいうと、自分らの頭にうかぶのは「給料の前借り」ってやつ。
会社の総務にお願いして、とりあえず給料の一部を貸してもらって給料日までしのいで給料からその分ひかれてる・・みたいな感じです。
まあ・・消費者金融なんかに借りるよりよっぽどいいですが、どうしても、後ろめたい感のほうが強いです。
でも。
最近はそれもスマートになりました。
福利厚生の一環みたいな感じで外部のサービス提供会社と契約して、スマートに前払いを受けられるらしいです。
そのサービス提供企業も沢山あって、主なものだけでもこんな感じ。
他にもいろいろ。
結構な数のサービス提供会社があるみたいです。
一見とても便利そう
こういう会社・金融機関と企業が契約するわけです。
契約企業の従業員は、限度額の範囲内(まあ、自分の給料なんだろうな)でなら、随時申請すれば、いつでも給与の前借りのような形で振込をうけられる。
つまり、日払い可能とニアリーなんですね。
企業側にとっても、メリットがあって。
給与支払いについて細かく対応する事務処理コストをかけずに、そういうニーズのある従業員向けサービスを強化できる。
割りと若い人にニーズがあって、人の採用を強化する武器にもつかえる。
しかも、初期費用が0円~50000円くらい。
月額利用料も0円というところが多いみたいで、金銭的負担も少なそう。
なるほど。
双方にとっていろいろメリットはあるみたいです。
一見、とても便利そうには見えますね。
利息とか手数料はどうなってるんだろうか
でも。
こういう会社が成り立つってことは、どっかで利益が必要です。
どっかで利息か手数料かをとられるようになってます。
パターンは2通りあるみたいです。
ひとつは、企業が一定額をプールしておくパターン。
そこから従業員の申し込みごとに現金を引き出す方式ですね。
もうひとつは、業者が従業員への支払いを立て替えておいて、企業に事後に請求して精算するパターン。
どちらも、業者が従業員への支払いを立て替える際に、数%のシステム手数料を差し引いて振り込むそうです。
あれ?
システム手数料を差し引いて振り込む?
消費者金融なんかでよく聞く「金を貸す時に先に利息分をひいて渡す」と何が違うんだろう?
そういう疑問がわきました。
仮にですよ、このシステム手数料が5%として(後で調べてみたら、だいたい3%~6%だった)、給料日の1週間前に前借りしたとしますよね。
そしたら、1週間で5%の利息をとられているってことです。
高利貸しの代名詞「10日で1割(トイチ)の利息」となんぼも変わらない超高金利じゃないですか。
おかしいな。
給料前払いは法律上は借金
スマートで明るくやってるだけで、しょせんは前借りですもんね。
法律上は借金・・当然です。
しかも、金を貸す方にしたら貸し倒れのリスクは少ない。
というかほぼ無い。
めちゃくちゃ美味しい商売です。
けど、なんだか審査の部分を会社が代行してくれて、消費者金融に登録しているように感じてしまうのは、自分がちゃんと理解してないから・・なんでしょうか?
給料前払いサービスと消費者金融の違いは、やっぱり、よくわかりません。
微妙です。