アラカン"BOKU"のITな日常

文系システムエンジニアの”BOKU”が勉強したこと、経験したこと、日々思うことを書いてます。

仕事中の顔だけを見て、プライベートまで信用してしまう人を詐欺師はカモと呼ぶのですね。

どんな仕事でも・・例えば人事部でも営業でも・・、仕事で求められる顔・態度・話し方というものがあります。 

素のままではできません。

だから仕事中、特にお客様や外部の人と接する時は意識してそれにあわせます。

言い方を買えれば「仕事で求められる役柄にあわせて演技する」わけです。

 

俳優さんの役柄=その人の人格だなんて思いませんよね

 

テレビドラマで俳優さんが割り当てられた役の人格にあわせて役つくりする。

これは仕事ですから当たり前です。

ドラマですから、善人役もあれば悪人役もあります。

でも、ドラマで悪人役の俳優さんが、プライベートでも悪人だと思う人はいません。

逆もまたしかりです。 

ドラマでは正義の味方みたいな役ばかりやっている俳優さんが、実は裏では悪いやつだったなんて話を聞いても、別に「へえー。そうか」位にしか思いません。

だったら、仕事も同じはずです。

仕事での自分の役割にあわせて、演技しているわけですから。

仕事とプライベートで態度が違う。

そんなん当たり前だと思うのです。

 

仕事中の顔だけで、その人自体を信用する人は格好のカモです

 

ところが、信じられないことに。 

仕事中の顔だけを見て、その人が信用できるかどうか判断してしまう人がいます。 

まあ。

俳優さんが演じた役のキャラクターを、その俳優さん自身のプライベートに重ねてしまうファンがたくさんいるくらいですから・・。

無理はないのかもしれませんが。

でも。

はっきり言います。

それは危険です。 

例えば。

すごく笑顔がすてきで親切な営業さんがいるとします。 

対応も丁寧ですし、優しい言葉や気遣いもしてくれます。

お客様、もしくは、お客様にしたいと思っているからですが。

でも、その人の本質なんてわかりません。

本当にいい人かもしれませんけど、そうすることが営業成績をあげるノウハウだと考えて、打算的にやっている可能性もあります。

なのに、その表面的な部分を見てこの人は良い人だと思い込む。 

自分をだましたりするはずがないとかですね。

ついつい、警戒をといてしまう。 

そういう傾向にある人のことを、詐欺師さんたちは「カモ」と呼んでます(笑)。 

 

水商売の女性とお客の関係を考えるとよくわかるかな

 

例えばです。 

水商売のお姉さま方とお客さんの関係を考えます。 

お姉さま方は、お客さんに気持ちよくお酒を飲んでもらうのが仕事です。

そうすることが自分の収入にもつながりますからね。

だから、お客さんを褒めます。 

会話の技術を磨きます。

必要なら気のあるふりをしたりもします。

でも、それはプロとしてお客さんに気持ちよくお酒を飲んで、対価としてのお金を使ってもらうための技術でもあります。

ホテルや商店の接客と基本はいっしょです。

だから。

本当はお客の側も、そういう仕事だと理解したうえで接客技術を芸として楽しむ。

そのくらいの距離の置き方が適当なんでしょうし、たいていのお客さんはそうしてると思います。

でも、時たま。

真に受けて、そのホステスさんにのぼせ上がって「本気で好きだったのに、裏切られた」なんて言ってる人の話をたまに聞きます。

うーん。

本物の「カモ」だな。

その人は。

申し訳ないけど、そう思います。  

 

利益がからむ時に素の人間なんて見えないです

 

とにかくです。

どんな相手であれ、そこに利益関係がからむと、人は素にはなれないのだな。

そう思うことが多いです。

自分でもそうです。

予算が苦しい時、ここで受注できると助かるなと思うと、見込み顧客に対して振りまく笑顔も力がはいりますし、営業トークも頑張ります。

こうしたら相手が喜ぶだろう・・とか。

こうしたら印象がよくなるだろう・・とか。

そういう計算と打算に基づいて行動したりもします。

だって。

そこの先には、自分に対する評価だったり、歩合による成功報酬というニンジンがぶら下がっているのですからね。

相手にあわせて演技するのに躊躇はありません。

それが仕事でもありますし。

まあ。

幸いなことに、自分の場合は相手をだましたりする仕事ではありません。

でも。

詐欺師の人たちと何が違うかと言えば、売ろうとしているモノが法にふれるか、ふれないかということくらいで、仕事として成功させようとするメンタリティは良く似ているなと思うわけです。

だから。

仕事として何等かの利害関係がある時に、どんなに甘い言葉をささやかれても、親切にされても、どっか醒めた眼で見てくださいね・・と「カモ」の素質を持った人にはいいたいです。

知り合いに聞いた話ですが、ある「大阪のおばちゃん」は、オレオレ詐欺の電話がかかってきた時に相手の話にあわせて、ものすごく息子を演じる相手を心配するような感じでさんざん会話をした後「あーー、面白かった。兄ちゃん、なかなかの演技やったで。ほな、サイナラ」と電話を切ったそうです。

たぶん、日本国民の平均がこれくらいになれば、いいんでしょうね(笑)。

きっと。