アラカン"BOKU"のITな日常

文系システムエンジニアの”BOKU”が勉強したこと、経験したこと、日々思うことを書いてます。

優れた人の「名言」には、自分らにそんな言葉にふさわしい人間になりたいと思わせる力があります。

同じ言葉でも言う人によって価値が変わります。 

名言だと後世に認められるということは、は発言する本人自体がカッコイイ人間だという証明みたいなものなのですね。

うん。

 

そのハードルは超高い。

 

 そこらへんに名言集みたいなのは、いっぱいあります。

それを読んでエッセンスだけとって「カッコイイ言葉」を作るのは誰でもできます。 

例えば、こんな言葉。 

考える労力を惜しむと、前に進むことを止めてしまうことになります。

 

三者の評価を意識した生き方はしたくない。

自分が納得した生き方をしたい。

2つとも、イチロー選手の言葉です。 

自分は大好きで、生きる道標にしている言葉です。 

でも、この言葉も「イチローのストイックな生き方」に対し、自分にはできないけれど尊敬しているという事実がまずあって、そのイチローが言っているから心に響くわけであり、同じ言葉を他の人が言っても何とも思わないかもしれない。

そんなものです。

見合わない人に言われたら、むしろ「ギャグのつもり?」とか思うかもしれないです。

だからこそ。

言葉には力が宿るのですね。

好きな言葉ができたら「その言葉を口にできる資格を身に着ける」目標を背負うことになるわけですから。

つまり、向上するためのモチベーションをもらえます。

もちろん。 

いきなり、生き方を変えられるわけじゃないですし。 

まだまだダメダメだなと、自分でも思う時ばかりなんですが。 

よりマシな生き方をしたい。

よりマシな人間になりたい。

そう思っていることが生きる支えになることもあるな・・と思う時があります。

 

久々に印象的な言葉に出会ってしまいました。

 

そんなことを考えていると、イチロー選手の言葉とは、また違う意味で感動した言葉に出会いました。 

この本です。

指先で紡ぐ愛

指先で紡ぐ愛

 

言葉を紹介する前に、背景を説明しとかないと、たぶん伝わらないので、ちょっと補足説明します。 

その言葉は、福島智さんと妻の光成沢見さんの間でかわされた言葉です。 

福島智さんは、世界で初めて「全盲ろう者」で正規の大学の教授になった人です。 

今は、東京大学教授でバリアフリー研究をされてます。 

全盲ろう者。 

つまり、目も見えないし、耳も聞こえない・・・。 

想像もできないです。 

それなのに、東京大学の教授をされているという、とんでもなく強く凄い人です。 

ジャンルは違えど、イチロー選手なみのインパクトがありますよね。 

その妻である光成沢見さんは指点字通訳者です。 

指点字とは、指を点字タイプライターに見立てて、指にタッチすることで言葉を伝えていく技術です。

www.benricho.org

 

このような夫婦ですから、妻の光成沢見さんにかかる精神的なプレッシャーは、当初大変なものだったみたいです。 

そんな背景の中、妻の光成沢見さんが、夫である福島智さんと同じ強さ・速さで生きていけないと感じて感情が爆発したときに、夫である福島智さんが言った言葉です。 

君が元気だから、君が何かをしてくれるから、僕は君と一緒にいるわけではないんだ。

君が病気でも、君が何もしなくても、ただ君が生きて存在しているという理由だけで、一緒にいるんだ。

○○だからという理由で一緒にいるのは、かけがえのあるものだ。

僕にとって君はかけがえのないものなんだから、一緒にいる。

理由はそれだけで十分なんだ。

 すごい愛の言葉ですよね。 

しかも強い。 

この言葉を普通の男性が言ったとしても、浮ついた気障なセリフにしか聞こえません。 

また、言われる相手の女性にも、それなりの資質を求める言葉です。 

とてつもなく強い男性が、同じように強い女性に対して、本気の愛情を持って語っているからめちゃくちゃ響く。 

まさにカッコイイ言葉とカッコイイ人たちの奇跡のマッチングだなあ。 

そう思いましたね。 

ああ、今日も良い言葉に出会えた。 

それだけで、得した気分になれます。 

言葉ってすごいです。