"BOKU"のITな日常

還暦越えの文系システムエンジニアの”BOKU”は新しいことが大好きです。

なんだ・・ブラック企業にはブラック社員になって対応すればいいのか(笑)

ブラック企業でホワイト社員でいようとするから苦しいんであって、運悪く、ブラック企業にはいってしまったら、自分もブラック社員になればいい・・。

そんな身もふたもない話が中国では普通らしいです。

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中国の会社は全てがブラック企業である

 

ブラック企業に対抗するには「ブラック社員」になる。

かなり、乱暴な話ですけど、この本を読むと妙に納得している自分がいます。

データで読み解く中国の未来―中国脅威論は本当か

データで読み解く中国の未来―中国脅威論は本当か

 

自分がぶっとんだ文章を引用してみます。 

まず、企業に関する記述。

中国の会社は、国営企業や国の関与が大きな中央の大銀行や大企業を除けば、全てがブラック企業である。

経営者が社員の福祉を考えることはない。

会社は社長がお金を儲けるための道具であり、企業の社会的責任を考えることはない。

凄まじいですね。 

全てがブラック企業である・・って、尋常ではありません。 

これでは、さぞかし、過労死とか過労自殺とかも蔓延しているんだろう。

日本以上に社会問題化しているという、話に続くだろう。

そう予測しながら読み進めると、全くそうじゃないのです。 

過労死や過労自殺?なんて、ありえません。

そんなことするやつ、ひとりだっていないよ・・。

そんな感じなんです。

 

だって社員もブラックなんだもの(笑)

 

なんで、そうなるのか? 

社員に関する記述です。

中国ではブラック企業で働く社員も全員ブラック社員である。

会社に対する忠誠心など一かけらもない。

高い給料を払う会社が現れれば、直ぐに会社を移る。

いくら世話になった会社でも、その会社の特許や技術を盗み出して、平気で他の会社に変わる。

独立することもある。

日本人は中国人のそのような行動を容認できない。

恩知らずとして嫌う。

だが、それは中国人の基本的な気質である。

それを非難しても何の解決にもならない。

腹をたててもしかたがない。

そう思って付き合うより方法はない。 

アハハハハ。 

素晴らしい。

気持ち良いくらい、バッサリです。 

でも、ある意味、理にかなってます。

 

ホワイト社員じゃ生きられない環境はあるよな

 

でも。

ひとしきり笑ってから、冷静になって考えてみれば。

ほとんどの企業がブラック企業で、社会的な責任すら感じていない国だとしたら。

日本人に多いホワイトな社員が生きていけるわけありません。

それこそ、「過労死・過労自殺のオンパレード」になります。

こういうのって、社会の大多数の会社が「ホワイト企業」である日本だから、ニュースになりますけど、全部が「ブラック企業」なんて社会だと、ニュースにもならない。

単に「弱いヤツ」として切り捨てられる。

そうなるのが普通ですよね。 

日本基準で考えるから「地獄絵図」に見えるだけで、政府やメディアも、そういう企業をある程度容認してしまってる社会では「単なる日常」でしかありません。

そんな社会で生き残れるのはブラック社員だけです。

だから生き残って働いている社員が「全員ブラック社員」なのは、当たり前ですね。

うん。 

なんか、納得です。

 

日本の問題はブラックとホワイトのミスマッチがあること

 

それを受けて、日本のブラック企業については、こんな風にかかれてます。

経営者がブラックなら従業員もブラックである。

その均衡の上に中国社会は成り立っている。

ただ、この30年ほど、多くの企業が中国に進出した結果、知らず知らずのうちに、この中国の考え方が日本に上陸してしまった。

~ 省略 ~

日本に一部の経営者が中国型経営を導入した。

中国の真似をして、急にブラックになった。

だが、従業員の意識はついていくことができなかった。

ホワイトのままである。

そのミスマッチがブラック企業問題になった。

なるほどねえ。 

 

確かに、日本人従業員が基本ホワイトなのは、ホワイトな企業が多いからです。

だけど。

その中に一部の「ブラック企業」がはいってくると、企業がブラックで、従業員がホワイトであるというミスマッチが発生します。 

だから、ブラック企業をなくそう。

そう考えても、ブラック企業は・・たぶん・・なくなりません。 

企業が利益を増やす一番簡単な方法は、従業員をこきつかって、人件費をおさえることですからね。

欲に負けて、そちらを選ぶ経営者がいなくなる社会なんて非現実的です。

 

なかなか割り切れないのもわかるんだけど

 

ブラック企業は、自分の利益のために従業員を騙します。 

仕事の「やりがい」で従業員を騙して、理不尽な労働条件を納得させようとします。

そういう技術にたけている会社も多いので、外から見たら「真っ黒」なのに、中にいる社員はそう思っていないなんてことも、よく聞きます。 

その技術にだまされて、「ホワイト社員」のままで「ブラック企業」にいたら、こんな経験をすることになるのは確実です。

www.huffingtonpost.jp

これは心理的な殺人・殺人未遂みたいなものです。 

許される話じゃないですよね。 

正直、自分も基本はホワイトです。 

だから、わかります。

会社がブラックだと思っても、自分はプライドを持って、ちゃんとした仕事をやりたいと考えてしまう人の気持ちは。

でもね。

自分の健康と引き換えにしなければならないような仕事はないですよ。

それは、つくづく思います。

 

無事に家に帰る以上に大事な仕事はない

 

 自分の会社が「ブラック企業」であると感じて、「ホワイト社員」であり続けることが苦しくなったら?

答えはひとつです。

自分の大切な方・・当然、自分の命と家族・・を守ることを考えるしかないです。

当然会社にいい顔ばかりできません。

ブラック社員の顔も見せないといけない時もあるでしょう。

けどね。 

命を守るためなら、いいじゃないですか。

ダイハツハイゼットカーゴのCMのセリフに「あなたの一番大切な仕事は、毎日無事に家に帰ってくることです。」というのがありました。


ダイハツCM 松山ケンイチ【働くヒーロー 安全安心】篇

 

いや・・ほんとにそうだなと思います。 

例えば、家族とか恋人とか親とか。 

そこに生きて帰ることと、自分がホワイトでありたいと思う自尊心と。

どっちが大切か?なんて、比べるまでもありません。

毎日無事に家に帰ることができないと思ったら、ブラック社員になるくらい、軽ーく笑いながらやってやるぜ・・。 

そうならないとね(笑)