"BOKU"のITな日常

62歳・文系システムエンジニアの”BOKU”は日々勉強を楽しんでます

AI(アルゴリズム)の民主化という考え方は面白いな

AIの民主化/AIのコモディティ化という言葉について思うことを書いてみます。

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AIのコモディティ化とAIの民主化

 

最近、「AIの民主化」と「AIのコモディティ化」の話題で会話する機会がありました。 

  • この2つは同じことを意味しているのか?
  • どのあたりまで到達したら、そうなったといえるのか?
  • 現在はどのレベルまで到達しているのか?

などということを、とりとめなく議論してみたわけです。  

 

シリコンバレーあたりの認識?

 

きっかけは、この記事を読んで面白かったからです。

blog.exploratory.io

図を引用します。

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この記事は「アルゴリズム」について書かれています。

アルゴリズムの商品化(マネタイゼーション)とは。

ちゃんとプロとして教育された統計学者でさらにそういった何千万、何億円とするものすごく高いライセンスを払える人たちにしか実際は使うことができないというものでした。

しかしこうやって高いお金を払う必要はあったものの、実はこうしたパッケージを買えばそういったアルゴリズムがすぐに使えるということ自体は革命的なことでした。

という段階のこと。

次のアルゴリズムコモディティ化というのは

クオリティーの高いアルゴリズムを使うことにかかるコストはほとんどゼロになったことで、突然ものすごい数の最先端のアルゴリズムに世界中の誰でも簡単にアクセスすることができるようになったのです。

・・

しかし一つ大きな問題が残りました。それはこうしたアルゴリズムは実はいわゆるデータサイエンス言語として代表的なR言語Python言語を使ってプログラミングをすることによって初めて使うことができます。 

という状態。

つまり「今」です。

そして、これから必要になってくる「民主化」のフェーズとは

データ分析の世界では、一般にR言語、並びにPython言語のユーザー数が世界中に4万人いると言われています。しかしそれは600万人を超えると言われている世界中のエクセルユーザーの数に比べるとたったの「0.6%」でしかありません。

そうしたデータをもっと深いレベルで理解するという潜在的なニーズのある残りの99%以上の人たちにとって、オープンソースで高いクオリティを誇るアルゴリズムに簡単にアクセスすることを可能にするこうした次世代のUIをベースにしたツール

 が提供される。

つまり、EXCELのように「AI・機械学習・データサイエンス」をビジネスユーザが使えるツールがある状態であるということです。 

 

EXCELのようにAIが使えるのは魅力的

 

かなりワクワクする話ではあります。

データリテラシーのある経営者が、データを高度なアルゴリズムで分析できるツールを、EXCELのように使って、スピード感ある経営判断をして成長していく例が増えれば、一気に世代交代もすすむでしょうし、日本企業の世界の中での相対的地位も高くなっていくだろうと期待できますから。

ところが。

AIの民主化・・に本腰をいれているのは、海外の企業ばかり、しかも、GoogleマイクロソフトAmazonとか、いつもの顔ぶれです。

tech.nikkeibp.co.jp

www.itmedia.co.jp

smarthacks.jp

ビジネスユーザ(を含む一般ユーザ群)が利用できるAI=「民主化されたAI」のデファクトスタンダードという「でっかいブルーオーシャン」を、どこが握るのか?・・というのは、まさに、未来の巨大マーケットの派遣争いなので、当然といえば、当然ですが、ここに日本企業の名前がないのが、一抹の寂しさがあります。

個人的には。

SONYさんに挑戦してほしいな・・と思ってます。

Neural Network Consoleというソリューションは、かなり直感的に使えるという点で優れていると思っていて、これが発展していった先に「AIの民主化」がぼんやりとなら見える気がするからです。 

dl.sony.com

少なくとも。

恐ろしく高度で複雑で難しそう・・というイメージしかなくて、とりつくこともためらわれた「ディープラーニング」の世界を「なんとなく、いけるかも?」と思わせてくれたという点で、Neural Network Consoleの登場は衝撃的でした。

だから、つい期待してしまいます。

今後、これがそのUIのすばらしさを維持したまま「ディープラーニングを応用したデータ分析ツール」的な方向に発展していったらと考えると、ちょっとワクワクもします。

個人的には、そうなったら海外勢とも結構勝負できそうな気がするんだけどな・・などと、無責任かつやじ馬的に考えたりしているわけです。

今回はこんなところで。

ではでは。