"BOKU"のITな日常

62歳・文系システムエンジニアの”BOKU”は日々勉強を楽しんでます

MariaDBが、Oracle Databaseの中小規模ユーザのリプレースを本気で狙ってるみたいです。

MariaDBOracle Databaseユーザを狙っている??・・という話です。

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Oracleが凄く優秀なデータベースなのは間違いない

 

企業向けのシステムでOracleデータベースのシェアは圧倒的です。

正直。

商談の前提としてOracleデータベースを指定されることも多いです。

確かに。

Oracleは優れたDBMSです。

実のところ、自分はOracleデータベースは「9i」位までしか使ってません。

それ以降は別のDBMSの仕事ばかりしてました。

Oracleデータベースの得意な人は沢山いますが、知らないDBMSを嫌がらない人間は少ないので確率的にそうなった・・というだけですけどね。

なので。

Oracleデータベースについての知識はかなり古いのですが、それでも、Oracleデータベースでは普通にできていたことが、他のDBMSでできないんだ・・と驚くことも結構あったのは事実です。

特に大きいのは「読み取り一貫性」ですね。

Oracleデータベースでは重たい検索系の処理が更新系の処理に影響を与えたりとか、ダーティリードとかファントムリードみたいな問題で困った記憶がありません。

でも、他のDBMSだと、例えば、デフォルトで、SELECTにSELECT FOR UPDATEみたいなロックがかかってしまったりします。

それで、なにが困るかというと。

個別のテストの時には問題なかったのに、運用テストが始まって重い検索系の処理が走った時に更新系の処理が待たされてタイムアウトした・・みたいなトラブルが突如、起きたりするわけです。

それで慌てて対策を検討しても、ロックがかからないようにすると、ダーティリードが発生するリスクがあるとか言われて、なかなか悩ましい。

こんなことが、まま、ありました。

 

でも、Oracleは滅茶苦茶金がかかるのだ

 

Oracleデータベースに問題があるとしたら。

ズバリ、「金」です。

自分が実際に聞いている話がズバリ書いてある記事がありました。

日経ユーザ以外は全文読めないかもしれませんが、すいません。

tech.nikkeibp.co.jp

毎年、上がる保守料金。

長く使えば使うほど高くなるから買いなおそうとしても駄目だといわれる。

費用を抑えるために、利用頻度の低い安定しているシステムの一部だけ保守を打ち切ろうとしても、「全部やめるか、続けるかしかできない」と拒否される・・。

などなど。

そうそう、そうなんだよな。

思わず、うなづいてしまいます。

とにかく、お金がかかります。

まあ、ここまで強気にでられるのも、自分らの製品に対する圧倒的な自信があればこそ・・なんでしょうけど。

おかげで。

システムの維持費用のことを考えると、Oracleは使えないな・・と考える企業も増えてきています。

自分が長いこと、Oracle以外のDBMSの仕事しかしていないというのも、その辺に理由があります。

でも。

新規に開発するものはいいんですけどね。

一旦、Oracleデータベースで構築して運用しているシステムを、他のDBMSに置き換える・・というのは、これが結構面倒なのです。

Oracleデータベースでしか使えないPL/SQLとか使いまくってたりしますし。

全部のSQLを書き直して、テストして・・ができればよいのですが。

そんな予算はつきません。

Oracleデータベースの保守費用は高いけど、「再開発する費用よりはマシか」ということで、今回は我慢して払っとくか・・という事になりがちです。

 

MaraiDBのOracleモードってのがあるの!!

 

ところが。

悩める「金のないOracleユーザ」には、ちょっとうれしいニュースがありました。

MariaDBが、Oracle Database互換機能を搭載して、Oracleからのリプレースに対応できる体制を整えつつあるみたいだということです。

www.publickey1.jp

で・・、ちょっと他にも調べてみると。

MySQ・MariaDB両方の生みの親であるMichael "Monty" Wideniusさんが、Oracle DatabaseからMariaDBに移行した事例について話をしている記事を見つけました。

enterprisezine.jp

ログインしないとみられない所にあるので引用します。

斯波:OracleからMariaDBへの移行事例もあるとか。

モンティ:実際Oracle Databaseには多くの機能があるので移行は一筋縄ではいきません。

しかしありがたいことに、多くの人にとって必要な機能は一部のみです。

シンガポールDBS銀行は彼らの大きなアプリケーションをOracle DatabaseからMariaDBに移行しました。

PL/SQLサポートを追加したからできました。

移行でかなりの節約になるはずです。

 ほーー。

これは面白いかもしれないです。

こちらの記事で色々検証いただいているのを参考にしたのですが。

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まだ、まだ、PL/SQLコンパチといっても完璧ではない。

でも、それは当然でしょう。

まだ、サポートしはじめた最初のバージョンなんですから。

ただ、Oracle Databaseからのリプレースニーズを本気でとりにいこうとしている感じは、モンティさん(Michael "Monty" Widenius)のインタビュー記事とかを読んでも、ひしひしと伝わってきますし、今後に期待はできそうです。

もう少し事例が増えて切ると、面白いことになるかもしれませんね。

それにしてもOracle社です。

MySQLを買収したのに、モンティさん他主要な開発者には逃げられて、MariaDBなんて作られて、ついには、Oracle Databaseのユーザまできりくずそうとされている。

相当、イラついてんじゃないですかね。

対抗措置として、MariaDB社まで買収されたりしないのかな。

なんか心配になります。

そうならないことを願っていますけどね。

自分はMariaDBのファンなので。