若い時に悩んでいたことが、年をとるとどうでもよくなること。
そんなことはいっぱいあります。
友達がいないというのも、そのひとつ。
ひとりでいる時間が必要な人間であることや、大勢で騒ぐのも好きではないというか、ストレスになるのも変わってません。
なので。
本音でいえば、友達がたくさんほしい人では昔からなかった・・はずです。
でも、なんというのか。
なんとなく、多数の友人・知人がいる・・いわゆる顔の広い人気者・・人が偉くて、そうでない自分は劣っていると思い込んだ時期があって、悩んだりしてました。
僕は、そもそもそういうキャラではありません。
頑張って「人気のある人」の真似をしてました。
頑張って愛想をふりまいて、気の利いたことや面白いことをやろうとしたりとか。
逆に、ちょっとでも人に勝てそうなことがあると、それにすがりついてマウントをとろうとしてみたり。
もちろん、滑りまくりの、空回りなので、焦って、卑屈になって相手の顔色を見て、話しを合わせて媚びをうったり、虚勢をはってみたりして、後でそんなことをしている自分に嫌悪感を覚えて、また悩んでしまったり・・最低の悪循環です。
僕にとっての暗黒の時代です。
今、当時の自分にアドバイスできるなら。
まず、自分の個性を肯定することからはじめたほうがいい・・ですかね。
世間一般でいう「普通」なんて気にしなくていいです。
人間なんて一人一人全部違うのが当たり前なので。
自分の個性を肯定したうえで、それにあった考え方、言動、行動をする。
その結果、好かれる場合もあれば、嫌われる場合もある。
それを繰り返すことで、自分の居るべき場所が固まっていきます。
そうして自分の居場所が見つけられたら、初めて人は安息をえられる。
そういう順番が正しかったんだよな・・と今なら自信をもって言えます。
僕は、それに気づくのに50年くらいかかってしまったわけですが。
かといって、若い時の暗黒時代が無駄だったのか?といえば、そうとも言い切れなくて、別に楽しいこともあったし、そういう時代があって今につながっているともいえるし微妙ではあります。
でも、やり直せと言われても嫌だけど(笑)
ではでは。