"BOKU"のITな日常

62歳・文系システムエンジニアの”BOKU”は日々勉強を楽しんでます

法律の条文を引用したい時とかに超便利な「法令検索」について

法律の条文とか引用する時に、とても便利な「法令検索」というサイトがあります。

法律の専門家でなくても、知ってると重宝すると思うので、おススメですよ・・という話題です。。

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法律の条文って意外と参照するのです

 

日本は法治国家ですから、色んなところで法律のお世話になります。

たとえば、IT業界でありがちなのが契約関係のトラブルですかね。

www.atmarkit.co.jp

勢いで押し切れる場合もありますが、相手に法律に詳しそうなメンバーがいたりして、上げ足をとられないように、交渉に望む前に関連する法律の条文を事前に確認しておかないといけないことも、自分はよくありました。

 でも。

正直、その「関連する条文」を探すのも大変で、詳しい人に頼んでコピーをとってもらったりとか、結構時間がかかることが多かったです。

ところが。

最近は、恐ろしく便利なサイトができていて、当時にこれがあればもっと楽だったのに・・と思ったりしてます。

それが「法令検索」です。

elaws.e-gov.go.jp

以前は「総務省法令データ提供システム」でしたが、2017年10月で停止され「法令検索」に一本化されました。

 

法令検索の使い方

 

法令名、五十音、事項別、法令番号、法令用語の5種類の検索方法があります。

法律の更新も速く、常に最新の法律を参照することができます。

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 使い方といっても、上記のようなシンプルな画面です。

  • 法令名検索。
  • 五十音順(法令名読み仮名)。
  • 事項別(ようするに、刑事・土地・商業みたいなカテゴリから選ぶ)
  • 法令番号(??)。

このあたりは、タブの名前から直観的につかえると思いますので、あえて、詳しくは書きません。

今回、取り上げたいと思っているのは。

  • 法令用語

です。

 

法令用語=全文検索です

 

名前からだとわかりづらいですけど、これはいわゆる全文検索です。

超便利です。

でも、ちょっとクセがあります。

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デフォルトのままだと、ちょっと法律の素人には使いづらいところがあります。

個人的にポイントだと思っているのは

  • 検索対象
  • 検索単位

の指定の仕方です。

まず「検索対象」ですが。

例のように「憲法・法律」と絞ったほうが使いやすいです。

あと「検索単位」ですが。

まず、例の「本則中の条単位」にした場合です。

上記の指定で検索すると、以下のような一覧画面が表示されます。

以下は「マンション 建替え」のキーワードで検索した例です。

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ここで、「本頁の全案件の内容を表示」ボタンを押します。

すると、用語検索結果画面に、法令毎に関連する条文の該当部分が表示されます。

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あとは。

ブラウザの検索ウィンドウを「Ctrf」と「f」キーで呼び出し、「マンション 建替え」の該当部分に飛ぶとかして、内容を確認すると、割合探しやすいです。

もちろん。

個人の感想(笑)・・ですが。

たくさんの法令にヒットしているように見えますが、たいていは、一つ法令がメインで、他の部分はそれを参照している部分がヒットしているだけだったりします。

そこをみつけて省いていくと、目的の法令にたどり着きますので、あとは、リンクからその法令にとんで、詳しい条文を確認するだけです。

なお「戻る」ボタンは使えません。

その代わりにつかえる

  • 条件指定画面へボタン
  • 検索結果一覧へボタン

がありますので、それらで前の画面に戻る必要があります。

もうひとつの「法令単位」にすると、選択ボタンを押した時に、その法律の条文のページが表示されます。

上記の「本則中の条単位」は、絞込みやすいのですが「附則」とかに目指す情報がある場合にうまくヒットしなかったりするので、そんな場合にも使います。

例として。

新型コロナウイルスに関連する法律を探してみます。

検索キーワードは「コロナウイルス」にしてみました。

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これで検索すると。

こんな感じで「新型インフルエンザ等対策特別措置法」がでてきます。

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あとは、選択で条文のページにとんて「Ctrl]+「f」で検索ウィンドウを出して、コロナウイルスで検索すると該当箇所がでてきます。

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民法なんかは「法令名検索」から

 

 全文検索は便利です。

でも、全文検索と相性の悪い法律もあります。

例えば。

民法です。

民法で規定されている業務委託契約時の請負契約とか委任契約・準委任契約についての条文とかはよく参照するのですが、「請負」とか「委任」だけで検索すると沢山ヒットしすぎて確認が大変だったりします。

しかも。

検索結果一覧は法令の新しいものが前に来ます。

そうすると、古い法令である民法とかは、検索結果のお尻の方に埋もれてしまうので、とても探しにくいわけです。

なので、民法に関しては「法令名」検索を使います。

たとえば

準委任契約では、受託者に善管注意義務(ぜんかんちゅういぎむ)が発生します(民法第644条)。

 みたいな文章があって、「善管注意義務」がどのような規定か・・とか調べたいときには法令名検索で

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みたいに検索して、以下のように完全一致と部分一致のリストから、法令にとびます。

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表示された民法の画面で「Ctrl」と「f」キーで検索ウインドウを出して、条の数字を以下のように漢数字で入力すると

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こんな感じでマッチした行が表示されるので

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リンクを使って該当の条文でとぶ・・・ことができるので、こちらのほうが早く答えにたどりつけます。

 

 

おまけです

 

法令検索はとても便利です。

でも、法律ってものすごく読みづらいという人が多いです。

実は。

自分も長いことそう思ってました。

でも、仕事でしかたなく法律の条文と格闘してると、最近は慣れてきたのか、それほどでもなくなってきました。

むしろ、書き方には明確な規則性があって、プログラミング言語と似てるところがあるので意外に読みやすいな・・と思うことが増えてきました。

だから、ニュースとかで法律に関する話がでていると、なんとなく、法令検索で調べてみて一人で悦に入ってるなんてことが増えてきて、奥さんにも「最近、法律の文章が面白いと思い出したんだよね」なんて言ってます。

まあ。

そういうと奥さんには「変態」と言われますが(笑)

あと。

最近は、もう少しガチに判決文とかにも興味が向いてきて、ここもたまに見てます。

www.courts.go.jp

これは実際の裁判の判決文が読めます。

非常に興味深いのですが、こちらは、まだ自分にはハードル高いですけどね。 

それにしても。

世の中興味をひかれるものが多いです。

今回は、ちょっとマニアックでしたけど・・まあ、こんなところで。

ではでは。