目次
星を描く
正五角形を描くScratchプログラムを元に、星を描いてみます。
用語などでわからない部分があれば、以下の記事を参照ください。
上向きの正五角形が星を描くベースです
まずは上向きの正五角形を描いてみます。
正五角形は、72度ずつ回転させて、線をひくのでした。
その時、右回しで、動いてから回す・・ようにすると、下向きの五角形になるので、
以下のようにします。
- 左回し
- 回してから動かす
初期化する部分は以下のようにします。
- 開始位置を、X座標=50、Y座標=0にする。
これで描かれるのは。
こんな五角形です。
これが、星を描くベースになります。
正五角形の回転角度を変えると星になる
正五角形が描けると、星を描くのは実は簡単です。
回転する角度を変えればいいだけです。
論より証拠でやってみます。
まずは、72度 → 144度(72度×2)にしてみます。
こうすると、以下のような星が描けます。
さらに角度を変更してみます。
72度 → 216度(72×3)にします。
すると、もっときれいな星になります。
いい感じです。
変数を使って、角度と繰り返し回数を変えられるようにする
角度を適切に変えると星が描けました。
せっかくなので、もう少し遊んでみます。
ただ、毎回スクリプトを修正するのもベタな話です。
実行画面で、動かす歩数や繰り返し回数をあれこれ変えて試せるように変数を使ってみます。
変数の定義の仕方とかは以下を参照ください。
今回は以下を作ります。
初期状態の場所を示す「X」と「Y}
あとは、言葉のまんまです。
それぞれの数字を変数に置き換えるとこんな感じです。
初期状態に戻す部分もこんな感じ
スライダーで値を変更できるようにする
遊びやすいように、スライダーを選んで、変数の値を変更できるようにします。
変数を右クリックして「スライダーの指定範囲を変更」を選んで、以下のように範囲設定をします。
今回は、以下のようにしてみました。
- X: 0 ~ 50
- Y: -50 ~ 50
- 動かす歩数: 100 ~ 120
- 回す角度: 72 ~ 216
- 繰り返し回数: 5 ~ 50
これでスライダーを動かして、値を変えれば、いろいろ試せるようになりました。
値を変えてみるとウニみたいな図も描けます
値を動かすと形が変わります。
ほとんどは無茶苦茶になりますが(笑)
たまに、おっと思うような星が描けます。
ちなみに。
自分のおすすめは、繰り返し回数=50回、回す角度=188度です。
これを動かすと、Gaboくんがグルグル動きながら、ウニみたいな図形を描きます。
よくないですかね(笑)
プロジェクトは公開しています
例によって、このプロジェクトも以下のリンクで公開しています。
https://scratch.mit.edu/projects/421165619
動かしてみたり、「中を見る」ボタンでプログラムを確認したり・・ご自由にどうぞ。
今回はこんなところで。
scratchの他の記事一覧はこちらです。
ではでは。