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父親からパソコンが壊れたと電話をもらった
実家の父親は90歳近い歳ですが、毎日Windows Vistaパソコンを使ってます。
久しぶりに電話があり、「パソコンが壊れた」とのこと。
英語のメッセージがいっぱい表示されて立ち上がらないそうです。
僕は電話で聞いて、「HDDが壊れた・・」と思いました。
遠いので、すぐにはいけなかったのですが、なんとか交換用のPCを手配して、会社も有給休暇をとって実家に帰りました。
パソコンを立ち上げて判断ミスに気付く
実家に帰り、とりあえず、パソコンを立ち上げて確認です。
すると・・。
このような画面が。
確かに、英語のメッセージが画面いっぱいに表示されて起動しないのですが、僕が予測していた「HDDが壊れた」時のメッセージとは違います。
CMOS Setting Wrong
CMOS Date/Time Not Start
Press F1 to Run Setup
CMOS??
すぐ、原因はわかりました。
基盤の電池(コイン電池)電池が切れているだけです。
パソコン基盤のコイン電池が切れてただけでした
パソコンの基盤には電池(コイン電池 だいたいCR2032)がはいってます。
CMOSと呼ばれるメモリにBIOSの設定を保持する電力を供給するためです。
BIOS ( Basic Input/Output System )はPCの電源を入れたときに最初に起動されるプログラムで、接続している周辺機器や組み込まれているパーツをチェックして使用できる状態に準備する働きをします。
正常に読み込めないと、HDDからOSを起動するプログラムが実行できません。
なので、このコイン電池が弱ってくると、パソコンが起動できません。
経験上、今回のメッセージ以外にも
なんて感じで「CMOS・・」がはいったエラーでパソコンが起動できないときは、たいていこの電池がきれてます。
電池交換してBIOSセットアップすれば修理完了
修理は簡単です。
マザーボードのコイン電池を交換して、BIOSセットアップ画面でシステム日付を設定して保存すると、たいてい治ります。
たまたま、CR2032が実家にあったので、今回も10分ほどで治りました。
電池交換の具体的方法については、説明されているDELLのリンクをのせておきます。
新しくパソコンを購入し、かつ、有給休暇をとって実家に戻って、結局10分ほど電池交換しただけで終わりました。
やれやれです。