目次
花を描く(桜みたいに花びらに切れ込みのある花の場合)
今回は突起のある、少し複雑な形の花びらを描きます。
Scratchの用語でわからないときは、以下を参照ください。
花びら関数2
今回、花びらを描くのに使う計算式です。
X座標とY座標を求める部分は、前回と同じです。
これをScratchにあてはめると、花びらが描けます。
スクリプト::変数の定義
変数の数が少し多いです。
上記の式と変数の対比は以下の通りです。
- θ: ラジアン
- a:花びらパラムA
- b:花びらパラムB
- n:突起の数
- k1:切れ込みK1
- k2:切れ込みK2
- r:原点からの距離
スクリプト:花びらを描く
スクリプトのイメージです。
原点からの距離(r)を求める計算式が長いので、前半部分と後半部分にわけて、それぞれ計算結果1と計算結果2に結果を保存してから、「計算結果1*計算結果2」で計算しています。
ループの回数は180にしています。
X座標、Y座標を求めるときに、花びらを大きく描くために各120をかけています。
これをしないと、ちっちゃくてほとんど見えない花びらになってしまうからです。
スクリプト:初期化
初期状態に戻すスクリプトです。
各変数の初期化をして、ペン先をピンクにしています。
初期値は
- 花びらパラムA:5
- 花びらパラムB:2
- 突起の数:2
- 切れ込みK1:0.8
- 切れ込みK2:0.3
にしました。
スクリプト:画面
変数のうち、「花びらパラムA」と「突起の数」だけ表示して、スライダーで変更できるようにしました。
花びらの数は3から10、突起の数は1から3です。
別に他の変数を変更できるようにしても、もっと変更範囲を広げてもいいのですが、あまりスライダーを表示すると、ごちゃごちゃするので、こうしてます。
実行イメージ
初期知のままで、実行(スプライトをクリック)すると、こんな花びらになります。
花びらの数と突起の数を増やすと、こんな花びらにもなります。
実行できる画面を埋め込んでます
実際に試せるようにプロジェクトを埋め込んでます。
プロジェクトも公開しています
このプロジェクトも公開しています
以下のURLです。
https://scratch.mit.edu/projects/548713191
scratchのほかの記事一覧はこちらです。
ではでは。