目次
(1)投資全般について
株をやるためではなく、投資うんぬんの会話についていくために誠意しました。
まずは「投資全般」です。
そもそも投資とは
投資とは「利益を見込んでお金を出すこと」(by 金融庁)です。
ようするに、利益を期待して投資信託や債券や株式などを購入することです。
銀行の預貯金と違うのは、期待利益が確約されていないことです。
失敗すれば、投じたお金(元本)を失う「元本割れ」のリスクもあります。
その代わり、うまくやれば預貯金よりも利益を多く得ることができます。
投資の利益(収益)には2種類あります
投資の利益(収益)は「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類あります。
例えば、投資信託の分配金、株式の配当金・株主優待、債券の利子なんかがそれにあたり、銀行の預貯金につく利子なんかと同じようなイメージです。
キャピタルゲインは価値が変動する資産を「売買」することで得られる利益です。
つまり、投資信託・株式・債券などを売買した時の利益なので・・。
- 買った金額より高く売れたら儲かる(利益がでる)。
- 買った金額より安くしか売れなかったら損をする。
ということになります。
株式以外にも投資にはいろいろ種類がある
株式以外にも、投資の種類はたくさんあります。
利益を得るために購入する対象で、カテゴライズしてみました。
◆現物を買って、そこから利益を得る(現物)
- 不動産投資
- 金(きん)
◆通貨を買って相場の変動から利益を得る(通貨)
- 外貨預金
- FX(Foreign Exchange)
- 暗号資産(仮想通貨)
◆公社債(債券)を買って利子などで利益を得る(債券)
◆株式を買って利益を得る
◆プロに運用をまかせて利益を得る(投資信託)
- 株式投資信託
- REIT(Real Estate Investment Trust)
- ETF(Exchange Traded Funds)
- MMF(Money Management Fund)
- MRF(Money Reserve Fund)
現物:不動産投資
利益を得ることを期待して土地やアパートなどに投資します。
例えば、物件価値の上昇を期待して不動産を購入し売却利益を得たり、購入した不動産を人に貸して家賃収入を得るなどです。
現物:金(きん)
世界共通の価値で扱われる投資資産です。
金は世界情勢の変化やアメリカの景気や金の採掘量の影響でも相場が上下します。
でも、金の取引自体は米ドルで行われるので、日本国内での金価格は米ドルの為替相場の変化に応じて上下する部分がかなり大きいといわれています。
なので、日本の場合は、金を買うなら円高の時(金が安い)、金を売るなら円安の時(金が高い)みたいなシンプルな判断が可能な投資対象とされてます。
金は歴史上、無価値になったことがありません。
なので、世界共通の価値がある安全資産と認められています。
不動産よりは手を出しやすくて、リスクも小さい良い投資対象だと言えます。
通貨:外貨預金
円ではなく米ドルやユーロなどの外貨で行う預金です。
預けたお金に対して利息が付与されるのは日本円と同じです。
預入れ時には円から外貨に、引出し時には外貨から円に換金してお金を出し入れするので、為替変動で利益がでたり、損をしたりします。
また、円の預貯金と異なり、預入れ時と引出し時に為替手数料が発生します。
外貨預金のロジックは
- 預入れ時よりも払出し時に「円安」の場合は利益を得られる。
- 預入れ時よりも払出し時に「円高」になると損失が発生する。
ということで、とてもシンプルです。
通貨:FX(Foreign Exchange)
日本語でいうと「外国為替証拠金取引」です。
外貨預金と同じように為替変動で利益をえようとするものです。
預金するのではなく、外貨を売買して差益を得ます。
外貨預金と特に大きく違うのが、「レバレッジ」という手持ちの資金を超えた金額で取引できる仕組みが利用可能なことです。
外貨預金だと自分の持っているお金の範囲しか運用できません。
FXの場合は、レバレッジをかけることで担保となる資金(取引保証金)の何倍もの金額を取引できます。
レバレッジをかけると、少ない資金で大きな投資が可能ですけど、失敗したときのダメージもえげつない。
素人が手を出す代物ではないと、僕は思ってます。
通貨:暗号資産(仮想通貨)
暗号資産は、インターネット上でやりとりされる通貨です。
公的な発行主体や管理者が存在しません。
加えて、取引所の廃止やハッキングなどによって引出せなくなったりしても、預金保険機構のような補償もありません。
暗号資産は、短期間で価値が何倍にもなる可能性がある投資対象であります。
でも、同じくらい価格が大きく下落する可能性もあります。
まさにハイリスク・ハイリターン商品です。
2020年5月1日に改正資金決済法と改正金融商品取引法が施行され、「仮想通貨」という呼称から、「暗号資産」に切り替えられました。
通貨としての将来性をおす人もいますし、ベースにあるブロックチェーン技術も魅力がありますけど、暗号資産自体は僕は嫌いです。。
公社債(債券)
資金調達をしようとする国や地方公共団体、企業などが発行するものです。
投資家から資金を借入れる際に発行する「借用証書」のようなものです。
発行元が、元本の返済と利息の支払いを約束します。
額面の金額を払って、満期になったら元本に利子をつけて返してもらえる。
定期預金と感覚的には近い気がします。
公社債(債券)は発行元によって種類があります。
債券:国債
国が発行する債券です。
個人が買えるのは「個人向け国債」として銀行などで販売されてます。
債券:市場公募地方債
地方公共団体が、広く投資家に購入を募る方法で発行する債券(地方債)です。
債権:個人向け社債
企業が投資家から資金を募る際に発行する有価証券です。
企業が投資家から資金を募る目的で発行する有価証券に「株式」もありますが、返済義務のない株式と違い、社債には発行した企業に元本+利子の返済義務があります。
株式投資
僕がやってみようと思っているのがこれです。
企業が資金調達のために発行する有価証券である「株式」を売買した差額利益を期待する(キャピタルゲイン)こともできるし、株式を売らずに保持して配当や株主優待などを得る(インカムゲイン)ことを期待することもできます。
デリバティブ
通貨、金利、債券、株式などの金融商品(原資産といいます)の相場(為替、LIBOR、株価指数等)を指標にして将来の損益を交換する取引です。
などに利用されます。
具体的な取引の例としては。
- 相場の動きを予測して、価格の決まっていない未来の株式や債券、コモディティなどを取引して、見通し通りに価格が動いたときの大きな利益が期待する「先物取引」「オプション取引」。
- 将来発生するキャッシュ・フローを異なる経済主体同士で交換する「スワップ取引」。
- 将来の一定日または一定期間に特定の為替相場で外国為替を売買する予約を行う「為替先物取引」。
などがあります。
いずれも、相場とか価格変動の予測に自信のあるプロ中のプロが大きなリターンを目指して行う・・裏を返せば、読みが外れたらとんでもない損害を被る・・投資行為であって、素人が手をだすものではないです。
投資信託
資産運用の専門家として運用会社が、投資家(ようするに運用会社の顧客)に代わって運用を行ってくれるものです。
多くの投資家から集めたお金で運用するので、資産規模を大きくできます。
それを元手に目標とするリターンやリスクに応じてこれらの組み合わせ方や配分を変えて運用してくれます。
少額投資が可能で、比較的リスクが低めという特徴があります。
投資信託には、運用のために保有する金融商品や組み合わせ(ポートフォリオ)で、いくつかの種類があります。
投資信託:株式投資信託
投資信託は国内外の株式や債券、不動産などの投資先を組み込みます。
投資先の中に「株式投資」をを組み入れて運用できるものが「株式投資信託」です。
投資信託:REIT(Real Estate Investment Trust)
日本語でいえば、不動産投資信託です。
ファンドマネージャーが複数の不動産に投資を行い、得られる家賃収入や不動産の売買益を投資家に配当するものです。
投資信託:ETF(Exchange Traded Funds)
日本語でいえば上場投資信託です。
株式と同様に証券取引所を通じて売買取引できることが特徴です。
例えば、日経平均(日本経済新聞社が選んだ225銘柄で計算)と同じ値動きをするように作られていて「日経平均を買う」なんて表現をされている「日経平均連動型のETF」なんかがあります。
投資信託:MMF(Money Management Fund)
株式を一切組み入れません。
オープン型の公社債投資信託で、投資する人がタイミングを見ながら、そのときの基準価格で自分自身で購入の申込みします。
投資信託:MRF(Money Reserve Fund)
株式を一切組み入れません。
国債や社債などを中心に運用する公社債投資信託の一種なのはMMFと同じです。
こちらは口座開設時に申込んでおいたら、証券口座に入金した資金が自動的にMRFとして運用されるというタイプです。
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