"BOKU"のITな日常

BOKUが勉強したり、考えたことを頭の整理を兼ねてまとめてます。

戦争反対(NO WAR)!! ロシアへの経済制裁が、第三次世界大戦の抑止力を試す意味もあると考える理由

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ITな日常は、僕の興味のある技術的話題をゆるーく書くためのブログです。

社会的テーマの記事は書かないと決めてましたが、今回だけ筋を曲げます。

 

ウクライナに侵攻したロシアの暴挙を見て、今までと違う何かがおきようとしている危機感を感じました。

その危機感に対して、僕なりの考えや思うところがあるわけですが。

それを頭の中でこねくりまわすだけでは、うつうつが晴れません。

やっぱり、書いておかないと後で後悔するという気がしたからです。

 

僕は、平和に暮らす民間人の普通の生活を、突然の暴力で奪ってしまう。

こんな行為は、人種・民族に関係なく許されません。

どんな理屈でも正当化することはできないと信じています。

 

戦争もテロも仕掛ける側が100%悪いです。

今回のウクライナ侵攻もロシアが100%悪いです。

これはあきらかな戦争犯罪だと思います。

ただ、今回のロシアだけでなく、世界の他の国でも現在進行形で複数の武力による暴挙が続いているのも事実です。

規模の大小の差はあれど、戦争犯罪・人権蹂躙などの観点で見たら同じです。

だから、今回のロシアの暴挙だけが特別だとは思いません。

ですが。

今回のロシアによる暴挙は、ひとつだけ、それらと大きく違う面があると感じます。

それは「第三次世界大戦勃発という悪夢が現実になる可能性をつきつけた」という、人類全体に対しての罪もおかしていることです。

 

どういうことかというと。

現代の世界は経済でつながっています。

国同士がお互いに依存しあっていて、大国でも、その輪の外では繁栄し続られません。

現代で、世界から孤立することは、長期的には国家の衰退につながるので、どんな無謀な国であっても、その最後の一線を越える前に踏みとどまる必要があります。

これが第三次世界大戦の勃発を防いでいる最大の抑止力である。

僕はそう信じてきました。

 

ところが。

今回、ロシアはそれを無視しました。

プーチンは、ロシアに世界からの孤立リスクを負わせてでも、ウクライナに軍事侵攻する道を選んだのです。

これに対して、米国を中心としたNATOが軍事介入で対応したら、第三次世界大戦がはじまってしまいます。

といって外交で解決するのは、対話する気もなく、国際法を守る気すらないプーチンが相手なので難しく、今、世界のほとんどの国々がとれる手段として、一致協力した制裁を行うことで、ロシアを孤立させて、ウクライナへの暴挙を止めようとしています。

 

これが現実的に実施可能な最も有効な手段であるのは間違いありません。

しかし、制裁というのは、もろ刃の剣です。

制裁によってロシアを孤立させることで、同時に、制裁する側も傷を負います。

ロシアとの貿易・経済協力によって得ていた利益が失われるからです。

それゆえ自国の利益を優先して足並みを乱す国がでてくる可能性は常にあります。

制裁というのは抜け道ができると効果はなくなります。

実際、ロシアもそうなることを見越して、軍事進攻を決断した可能性はあります。

ところが、ロシアにとって誤算だったと思うのですが、今のところ、中国やインドなどの例外はありますが、米欧を中心に制裁の足並みはそろい、迅速に動いています。

 

でも、制裁によるダメージに即効性は期待できません。

プーチンも、制裁されるのを予測して準備もしているはずです。

効果があらわれるには時間がかかるでしょう。

長期化すると、ダメージをうけるのはロシアだけではありません。

石油やLNGなどのエネルギー資源におけるロシアへの依存度が高いヨーロッパ諸国や日本などの制裁する側の国の傷も深くなります。

間違いなく電気・ガスをはじめとする多くのものが、いまだかって経験したことがないほどに値上がりし、企業業績に対するマイナス影響とあわさって、国民の生活を圧迫してくるでしょう。

その時に制裁する国側が足並みを乱さず、ロシアを孤立させるづけられるのか?

それが試されています。

 

もし、制裁する国側の我慢が続かなかったらどうなるか?

ロシアの強権政治体制が残ったままになれば、あれだけのことをしても、この程度のダメージで乗り切れる・・という悪しき前例ができてしまいます。

この前例によって、強権国家への歯止めがきかなくなる。

これが最も恐ろしいことです。

考えたくもないですが、中国の台湾進攻、ロシアによる周辺国へのさらなる軍事侵攻などの可能性が高まる恐れだってでてくるわけです。

そうなると、もう崩壊へのカウントダウンです。

例えば、ロシアがNATO加盟国への侵攻を行ったら、NATO対ロシアの軍事衝突はさけられませんし、中国などの今回の制裁に反対の立場をとる国が、もっと公然とロシアを支援するようになる可能性も高くなります。

そうなると「民主主義国家対強権国家」の図式で戦闘の輪がひろがりやすくなります。

こうなると第三次世界大戦はありえないことではなくなります。

第三次世界大戦の始まりはロシアによるウクライナ侵攻だったと、未来の歴史書に書かれることになるかもしれません。

その時に人類が生き残ってたら・・ですけど。

 

日本も蚊帳の外でいられるとは思えません。

例えば、アメリカとロシアまたは中国などが戦争になったら、攻撃に利用されるのを防ぐための名目で、日本の自衛隊基地・アメリカ軍基地にロシアがいきなりミサイルを撃ち込んでくる可能性だってあります。

想像もしたくない悪夢です。

考えただけでも恐ろしい。

今の若い人たちの未来にそんなリスクを残していいわけがありません。

だから。

今回のロシアには、このようなことをすれば、世界から孤立して自国の衰退・・敗北・・につながるという「第三次世界大戦を勃発を防ぐ最大の抑止力の正しさ」を証明する前例になってもらわないと困ります。

そのために、各国の政治家も企業人も結束して制裁を徹底して続けてもらわないと困りますし、日本が続けるだけでなく、他国に対しても結束を求め続けないといけないと思います。

 

とはいえ。

現実を見ると、国同士のパワーゲームはそれほど単純でもなく、それがうまくいかなくなってきたとしても、僕にできることは、ほとんどありません。

特別な能力も地位も金も人脈も影響力もない、普通の初老のおじさんですから。

できることは。

ロシアへの制裁で生活に影響がでても文句を言わずに我慢しようねと奥さんと話しあったり、こうやってブログを書くくらいのことです。

でも。

今回のロシアのウクライナ侵攻の暴挙に対して、勇気をもって声をあげたり、何かしらの行動にうつされている方々の記事にふれるにつけ、ひとりひとりが無関心にならずに、危機感を共有することも十分大事なことなんだと改めて思ったりもしています。

ではでは。