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WSL2のubuntu20.04LTSにNginx・Mariadb10.9・php8.1をインストール
WSL2のUbuntu20.04LTSにNginx・Mariadb10.9・php8.1をインストールします。
新しめのバージョンを使うため、PPAリポジトリからのインストールになります。
今回はインストールのみ記載し、設定は別の機会にします。
Mariadb10.9インストール
MariaDBのUbuntu20.04LTS用のダウンロード・インストールの情報は以下のサイトにあります。
MariaDB RepositoriesでディストリビューションとMariaDBのバージョンを選択します。
すると下のほうに以下のようなコマンドが表示されます。
これで、「apt-transport-https」と「curl」をインストールします。
apt-transport-httpsは、aptのパッケージダウンロードをhttpsでやってくれて、curlはサーバーにリクエストを送信し、レスポンスを受け取るコマンドです。
僕の環境は、既にインストールされていたので「already the newest version」でした。
あとは、書かれている通りに、順番に実行すればインストールできます。
sudo curl -o /etc/apt/trusted.gpg.d/mariadb_release_signing_key.asc 'https://mariadb.org/mariadb_release_signing_key.asc'
sudo sh -c "echo 'deb https://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/dbms/mariadb/repo/10.9/ubuntu focal main' >>/etc/apt/sources.list"
sudo apt-get update
sudo apt-get install mariadb-server
インストールできたことを確認します。
service --status-all
これでサービスのリストを表示して、mariadbが追加されているかを見てみます。
ありました。
PHP8.1とNginxをインストール
PHP8.1をインストールするにはPPAリポジトリの追加が必要です。
上記のページに書いてある以下のコマンドを実行してリポジトリを追加します。
sudo add-apt-repository ppa:ondrej/php
sudo apt update
そして、PHP-fpmをインストールします。
sudo apt install php-fpm
僕が実行した時点では、これで「php8.1」もインストールされました。
とりあえず、動作確認しておきます。
php --version
ちなみに。
php-fpm のfpmは「FastCGI Process Manager」でPHP の FastCGI 実装です。
今回はインストール手順だけなので、このへの説明ははしょりますけど、NginxをWebサーバーで使う場合には、これが必須なのです。
PHPのPPAリポジトリを追加するときに、以下のようなメッセージが表示されます。
3. If you are using nginx, you are advised to add ppa:ondrej/nginx-mainline
or ppa:ondrej/nginx
僕は「nginx」を使うので、「ppa:ondrej/nginx-mainline」リポジトリを追加します。
sudo add-apt-repository ppa:ondrej/nginx-mainline
sudo apt update
インストールします。
sudo apt install nginx
バージョン確認を兼ねて動作確認しておきます。
nginx -v
とりあえず、インストールはできました。
設定と起動については、別の機会に。
ではでは。