"BOKU"のITな日常

62歳・文系システムエンジニアの”BOKU”は日々勉強を楽しんでます

脳と情報機器を接続する「ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)」の状況

自分の身体みたいに、考えるだけで義肢やロボットを動かす技術の研究とか、今、どの程度まですすんでるのかな?と、ふと興味がわいたので、調べてみました。

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ブレイン・マシン・インタフェース

 

脳と機械(ロボットやコンピュータなど)とインタフェースする機器などの総称です。

脳とコンピュータとのインタフェースに限定した「ブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)」もありますが、それも含めた形で「BMI」として書きます。

BMIには2つのアプローチがあります。

  • 脳内の電気信号を外部の情報機器に送って制御するアプローチ
  • 外部の情報機器から電気信号を送ることで生体を操作するアプローチ

です。

本記事は前者「脳内の電気信号を外部の情報機器に送って制御するアプローチ」に焦点をあてて、すすめます。

ちなみに。

後者は、医療分野が中心になります。

例えば、パーキンソン病の治療の一環として脳の特定の部位を刺激するとかです。

決して、人間をロボットのように外部から制御する方向の技術ではありません。

話が横道にそれますが、最近「中長期的に人間の意識をデバイス(機械・コンピュータ)に移植する」ことを目的とするベンチャー企業が日本で登場しています。

mindinadevice.com

BMIとは関係ないですが、まるでマンガの世界ではあります。

 

脳内の電気信号を外部の情報機器に送る

 

脳内で考えたとおりに、外部の情報機器を制御する。

とてつもないことのようい思えますが、脳の活動を局所的に測定するレベルだと、電位変化という形でとらえられるみたいです。

電位変化となると、コンピュータチックにできますから、結構研究はすすんでいて、島津製作所とかから、販売されているBMIツールが既にあったりします。

www.shimadzu.co.jp

引用すると。

言語・視覚・聴覚・運動などに伴う脳活動を、頭皮上から近赤外光を照射することによってリアルタイムで観測できるNIRS装置を開発および製造販売しています

とか

脳活動と連動して身体装着型ロボットアクチュエータを動かすBMIアクチュエーション技術を開発し、一般生活環境において利用者自身の上肢の動作をアシストすることができるようになりました。

とか。

なかなかな技術的レベルで実現しつつあることがわかります。

もうひとつ。

有名どころで言えば「NeuroSky」です。

www.neurosky.jp

こちらの「脳波センサー付ヘッドセット」は結構売れているらしく、対応アプリケーションも100種類くらいあります。

こちらの会社は10年以上前に、こんな記事でも話題になりました。

www.value-press.com

自分はゲームは全くしないので「ふーーん」程度でしたが、ゲーム好きな人は「脳波センサーでファイナルファンタジーを操作できる時代が来るのか」なんて話題にしてたな・・と、ふと思い出しました。

あれは、どうなったんでしょうねえ?

 

BMIについては日本の「官」も動いているっぽい

 

BMIについては、日本の官も動いてて「脳科学研究戦略プログラム」という文部科学省主導のプロジェクトでも研究テーマになってます。

www.nips.ac.jp

内閣府科学技術振興機構(JST)は、前の島津製作所の事例でも名前がでてきていましたがATR(株式会社国際電気通信基礎技術研究所)なんかと共同で以下のようなプレスリリースをだしたりしています。

www.jst.go.jp

今の日本ではBMIの研究等については、このATRって会社が重要なプレーヤーになっているようです。

www.atr.jp

 

この人達がかかわってくると急にきな臭く見えてくるから不思議

 

海外に眼を向けると、話題の中心は、やっぱこの人達。

www.businessinsider.jp

realsound.jp

イーロン・マスク氏と、マーク・ザッカーバーグ氏です。

ごく個人的な印象でしかないですが。

この2人の名前がでてくると、急にきな臭さを感じてしまいます。

イーロン・マスク氏は「脳に埋め込む人工知能」なるものを構想し、そのために会社を立ち上げているようです。

jp.techcrunch.com

マーク・ザッカーバーグ氏は、BMIの先端スタートアップ企業を買収するなどして着々と脳とコンピュータをつなぐ野望を推し進めているようではあります。

japan.cnet.com

wired.jp

どうなんでしょうね?

どちらも、正直、ワクワクはしません。

かつ、表面的な説明をそのまま信じていいものかどうか?・・も悩ましい。

特に、イーロン・マスク氏のNeuralLinkのページからリンクが張られている論文

www.biorxiv.org

翻訳して引用すると。

1分あたり6本のスレッド(192電極)を挿入できる脳神経外科用ロボットを構築しました。

各スレッドは、表面の血管構造を回避し、特定の脳領域をターゲットにするために、ミクロン単位の精度で脳に個別に挿入できます。

 なんて、さらっと書いてあり、ネズミの脳に電極を埋め込んだらしい話もでてくる。

まさか・・、と思ったら、やっぱり、人間の脳に電極を埋め込んで、それを使ってマシンと脳のインタフェースをとる構想らしい。

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うーーーん。

正気か・・・?

やっぱ、怖いです。

 

まとめ

 

自分が想像してたよりはやくBMIの技術は進化しています。

ほどなく実用化されるでしょう。

そうなると。

難病患者の治療や高齢者支援などの良いことに使われる反面、間違いなく「軍事転用」だとか「犯罪目的」だとかも現実になってきます。

そうなると。 

wired.jp

とか

gendai.ismedia.jp

とか。

こういうことも現実になってくる・・ということです。

リスクとメリットの両方あるのですが。

個人的には、リスクの方がどんどん大きくなってきている気がします。

自分は、変化とか新しいやり方とかを指示するタイプだと思ってますけど、このBMIに関する進化を手放しで喜べず、なんか不安のほうが強いです。

自分の指示で止められるならば、もうやめとこうか・・と言うでしょうね、

今回はこんなところで。

ではでは。